2015年10月21日、韓国の朴槿恵（パク・クネ）大統領は日韓の交流行事に寄せたメッセージの中で、「両国は正しい歴史認識と善隣友好の精神に基づき、新たな未来に向かって共に進むべき」と強調した。韓国・ニューシスなどが伝えた。

【その他の写真】

朴大統領はこの日、ソウル市内のロッテホテルで開かれた民間の交流行事「日韓友好親善の集い」にビデオメッセージを寄せ、「1965年の国交正常化から半世紀の間、日韓両国は政治、経済、社会、文化をはじめ多様な分野で幅広く交流し、関係を発展させてきた」とし、「時には難しい状況もあったが、両国国民が粘り強く文化的・人的交流を続け、互いを理解し努力しながら友好を深めてきた」と述べた。

この行事には安倍晋三首相もビデオメッセージを寄せ、日韓のさらなる関係発展を望む考えを述べた。

朴大統領は昨今、韓国で「正しい歴史」を教育するための教科書国定化を推進していることで批判を浴びており、今回の発言に対して韓国のネットユーザーからは「あなたの言うせりふじゃない」「大統領の歴史認識を正すべき」「自己矛盾だ！誰も聞く耳を持たない」など厳しい声が相次いだ。

また、「日本が鼻で笑うよ」「また日本の植民地時代が始まるのかな」「日本からどんな裏切りを食らうか楽しみだ」といったコメントもあった。（翻訳・編集/和氣）