Record China 2015年10月21日(水) 5時9分
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19日、韓国・朝鮮日報は、海外メディアが「韓国のビールは北朝鮮のビールよりもおいしくない」と指摘した原因について、韓国産ビールの歴史や韓国のビール文化をひもときながら解説する記事を報じた。写真は韓国の缶ビール。
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2015年10月19日、韓国・朝鮮日報は、数年前、海外メディアが「韓国のビールは北朝鮮のビールよりもおいしくない」と指摘した原因について、韓国産ビールの歴史や韓国のビール文化をひもときながら解説した。
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記事は、外国人が「まずい」と判断した理由は、韓国産ビールが多様性に欠ける点が大きいと指摘する。韓国ビール市場は実に95%をラガービールが占めており、世界市場のラガー7、エール3の割合と比べると特異な様相となっているのだ。
この原因は、韓国でビール製造が始まった1930年代以降、一貫して2〜3社の大企業が市場を独占してきたことにある。現在も、国産ビール市場の99%は大企業の寡占状態が続いており、中小のビールメーカー数は米国の3000、日本の240と比べ極端に少ない70にとどまっている。また、韓国人がビールを味わうその方法にも、ラガー偏重の原因がある。ビールそのものの味を吟味するよりも、焼酎や洋酒と混ぜて味わう韓国独自の飲酒文化から、さっぱりとしたラガーが好まれるのだ。
では、韓国は本当に北朝鮮の大同江ビールよりおいしい物を作れないのだろうか?記事はこの問題の最も簡単な解決法は、逆説的だが他の大企業が参入することだと主張している。最終的には中小の市場参入を促すべきだが、大企業がまず参入し、参入障壁となっている規制や税金などの構造的問題を解決することが重要だというのだ。韓国で輸入ビールの市場シェアが急速に高まる中、「味と品質に優れた多様な国産ビールを、消費者が合理的な価格で楽しめる時代が来ることを望む」と記事は結んだ。
これについて韓国のネットユーザーからは、「国産ビールは薄過ぎる」「ドイツのビールを飲んだら、国産なんて二度と飲めない」「韓国在住の外国人に韓国の残念な点を聞くと、必ずビールの味の話になる」など国産ビールの味についてのコメントのほか、「ビール業界だけに限った話ではない」「それを言ったら、自動車や通信業界も同じ構造」「職人の地位が低い韓国から一流が出るわけがない」といった声が目立った。
また、「共感できる内容ではあるけど、結局は新しいビールの広告だ」「企業への反感をあおり、北朝鮮を持ち上げる記事」など、記事自体を批判するコメントもあった。(翻訳・編集/和氣)
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