干ばつの韓国で“湯水のように”水が使われる、その理由とは?=韓国ネット「何でも庶民のせいにするな」「水くらい存分に使いたい」

Record China    2015年10月26日(月) 9時7分

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25日、韓国・国民日報はこのほど、韓国が干ばつに見舞われているにもかかわらず一方では水が浪費されているとの現状を報じ、水道料金値上げなどの対策の必要性を訴えた。資料写真。

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2015年10月25日、韓国・国民日報はこのほど、韓国が42年ぶりとも言われる大干ばつに見舞われているにもかかわらず、直接的な被害を受けていない地域では文字通り「湯水のように」水が浪費されていると報じた。

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韓国は今年、深刻な干ばつに悩まされている。用水不足で農業が打撃を受け、最近では飲用水も不足し一部地域で給水制限が行われた。しかし一方で、直接的な被害のない地域では生活用水がふんだんに使われ、まるで「水過剰国家」と思えるほどだという。

経済協力開発機構(OECD)の環境調査では、韓国は加盟国の中で唯一「水ストレス指数」が40%を超えており、深刻なレベルと分析されている。だが一方、韓国人の1人当たりの水使用量は日米よりは少ないものの、英独仏などヨーロッパ各国の2倍近くに達している。

この主要因は、韓国の水道料金の安さにある。韓国の生活用水はそのまま飲用にできるほど良質だが、水の値段は世界で最も安い水準で日本の約半額。韓国の世帯当たりの水道支出は、総支出の0.6%にしかならない。この背景には、水道料金の決定に政策的な規制が密接に絡む韓国独特の事情があり、ここ10年で電気料金が40%上がったのに対し、水道料金は5%ほどしか上がらないとの結果につながっている。

このことから記事は、水道料金を上げるなどして水が希少資源だとの認識を広めるべき、と主張したが、これに韓国のネットユーザーの多くは懐疑的なコメントを寄せた。

「水が安い代わりに電気代が高いからいいじゃないか」

「給料は変わらないのにすべてが上がっていく」

「そうやって水道料金を上げるんだろう?」

「工業用水には一言も言わず、何でも庶民のせいにするな」

「干ばつは雨が少ないから。水を多く使うから不足するなんていうのは、巧妙な責任転嫁だ」

「今度は水道料金を取り上げたか」

「水道料金と賃金を比べろ」

「お金も存分に使えないんだから、水くらい存分に使いたい」

中には、「例年の降水量の半分にも満たないんだから、水を大切にしよう」といったコメントもあったが少数意見にとどまった。(翻訳・編集/和氣)

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