2015年10月12日、韓国・聯合ニュースによると、韓国で中東呼吸器症候群（MERS）感染の診断を受け治療、1日に退院していた「最後の患者」が、再び陽性となり隔離された。韓国政府は今月末にもMERSの公式終息宣言を予定していたが、これがずれ込む見通しとなった。

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韓国保健福祉部の疾病管理本部はこの日会見を開き、韓国で最後のMERS患者であった80番目の患者（35）に遺伝子検査で陽性反応が出たと明らかにした。この患者は1日に陰性判定を受け退院していたが、11日に再び発熱などの症状が出たため診察を受け入院、2度の遺伝子検査で陽性と確認された。このため、患者と接触した家族や医療関係者など61人に自宅隔離措置が取られた。

陽性反応が出たことについてある専門家は、「MERSコロナウイルスが体内で長期間潜伏した後に再び活性化することは、このウイルスの特性上あり得ない」とし、「この患者から他の人に感染する可能性は0％に近い」と述べている。

これについて、韓国のネットユーザーからは次のようなコメントが寄せられている。

「万が一、また広がったら本当にがっかりだ」

「感染が0％なんて、信じていいものか？」

「もう信じられない。6月のMERSは最悪だった」

「やっぱりまだ終わってなかったのか」

「本当かな？歴史教科書の国定化（12日、韓国の歴史教科書の国定化方針が決定された）問題を鎮めるためのでっち上げでは？」

「国定教科書問題を隠すための記事に違いない。乗せられないようにしよう」

「ここまで無能な政府は人生で初めてだ」

「もううんざり」

「朴槿恵（パク・クネ）大統領の下では事件や問題が絶えない。まだどのくらい残ってるのかな？」

「中東から最初にMERSを持ち込んだ人は罰せられないのか？」

「ニュースではもう2カ月も前に終わったことになってたけど？MERSよりメディアの方が恐ろしい」（翻訳・編集/和氣）