2015年10月11日、韓国・ニュース1によると、今後、韓国金融当局が公式文書で「日系」という言葉を使わないことになった。

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ローン会社ラッシュ・アンド・キャッシュを保有しているアプロサービスグループの関係者は、7月の韓国金融委員会による調査の際、金融委員会に「日系」という表現を控えるよう要請した。同社の会長は在日韓国人3世で、韓国国籍だが、金融当局が報道資料で「日系」と表現することにより、メディアなどを通じて大衆から誤解を買う恐れがあるというのがその理由だ。

今回金融委員会が、この要請を受け入れる意思を明らかにした。金融委員会の関係者は、「どの会社を日系と分類するか、基準が明確でないのが事実」とし、「日系と表示しても消費者にどのような実益があるのか不明だと判断したため、『日系』を用いないことにした」と説明した。

消費者金融会社のこのような動きは、最近の「日系資金」に対する否定的なイメージと無関係ではない。先月、女優のコ・ソヨンが、日系金融・不動産会社Jトラストと広告契約を結んだが、国内世論が悪化し、コ・ソヨン側から契約解除を申し入れた。

この報道に、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。

「海外金融会社の金利は高い。外国企業と分かるように表示するのは当然のことだ」

「実質日系企業なのに、なぜ嫌がる？」

「（日系という言葉を使用しないということは）日系企業が韓国企業を装って営業するということだな」

「おかしいだろう。事実なのになぜ表示しない？さては、上の人間が金を受け取ったな」

「『日系』を『日系』と呼ばない情けない大韓民国政府」

「もっと大きな日系企業があるだろう。ロッテだ」

「国民的感情からすれば、『日系』といえば拒否感があるのは事実だ」

「『日系』の金融企業が違法行為をしたら容赦なく処罰する必要があるが、合法的な範囲内で営業をするなら、むしろ消費者金融を利用するしかない人には歓迎すべき存在だ。『日系』だからといって国民が利用しなくなることはない」

「やはり表示してくれた方が良い。私のように良く知らない者もいるし、後で裏切られた感じがあるように思う。別に『日系』と表示しても、貸付利率が有利であれば気にせずに利用する」（翻訳・編集/三田）