2015年10月1日、韓国・東亜日報は、韓国の社会人1150人を対象に実施したアンケートの結果を発表、職場での各人の気遣いやエチケットが、業務ストレスに高い割合で影響することが分かったと報じた。

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アンケートの結果、職場でのマナーに関するストレスが業務関連のストレスと同等かそれ以上だと答えた人が、全体の60．8％に上った。また、同僚との間で問題が起こる最大の要因に関する問いでは、「意思疎通ができない」の回答が最も多く、次いで「マナー不足」、「業務負担」などとなった。

「マナー」に関しては特に、公私をわきまえない上司や同僚の行動が嫌われる傾向が目立った。もともと飲み会など会食が頻繁な韓国の職場文化において「改善すべき文化」を聞いたところ、「予告なしに急に行われる会食」との回答が40．1％で最多、次いで「上司だけのための会食」、「酒を飲み過ぎる会食」、「朝方まで続く会食」などが続いた。

社会人3年目のある会社員は取材に対し、「今晩はみんなで食事に行こう」という上司の言葉にとても気を使うと答え、韓国のネットユーザーからも「飲み会文化を改善すべき」との声が数多く寄せられた。以下はコメントの一部。

「コップを他の人に回すのもやめてほしい。むちゃくちゃ汚い！」

「飲み会は業務の延長という考え方が問題だ。皆が集まる大会や登山も、業務の延長と言うなら休日にやるな」

「人生で一番意味のないことを聞かれたら飲み会と答える。時間も健康も心も浪費。残るのは二日酔いと遠ざかる家族だけ」

「社会生活と酒を結び付けるのはやめよう。酒を飲んでこそ社会生活もうまくいくなんて言う人が出世したのをほとんど見たことがない」

「残業文化、会食文化をなくさなければ、この国は正常化できない」

「ちゃんと断れないからつらいだけ。堂々と断る文化を醸成しよう」

「飲みたい人たちだけで飲んでくれ」

「韓国の軍隊式会食文化はなくすべき」

「上司が勝手にやる飲み会はパワハラだ」

「もう時代は変わったんだ。このことを各会社に広めよう」（翻訳・編集/和氣）