大学卒業生の「農村へ就職」時代、はじまる

“文化人を田舎に追放し、再教育を受けさせる”と聞くと、あの文化大革命を思い出す。しかし、今の世代は「農村」も就職先の一つとして視野に入れているのだ。2006年7月3日午前、「第一期大学卒業生農村就職壮行会」が首都師範大学体育館で行われた。今年に入ってから、北京市では、大学卒業生を農村党支部書記アシスタントや、村委員会の主任アシスタントとして斡旋する活動を全面的にバックアップし、その結果、2000人もの大学生が選ばれた。この7月4日、北京近郊にある、1853の行政村へ赴任し、そこで３年間、行政の基礎業務を担うことになるが、将来の幹部候補生として、ここで新しいスタートをきる大学生も少なくないだろう。

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