黄河の環境守る“手榴弾”?日本からの借款で新型汚水処理場を建設―甘粛省蘭州市

Record China    2007年10月14日(日) 11時1分

拡大

10月12日、甘粛省蘭州市に黄河水質浄化の切り札として、アジアでも最大規模の新しい汚水処理場が完成した。建設費には日本からの借款も用いられている。

(1 / 2 枚)

2007年10月12日、甘粛省蘭州市に汚染が深刻な黄河の水質浄化の切り札と期待される、「七里河安寧汚水処理場」が完成、テスト運用が始まった。

その他の写真

主設備の鋼製卵型消化槽は、アジア最大規模となる8000立方メートルの容積を誇る。その形から通称は“手榴弾”。処理場の面積は15.1ヘクタールで、建設費総額は3億9700万元(約63億円)。うち1億1900万元(約19億400万円)が日本政府からの借款でまかなわれている。

甘粛省では黄河の水質改善プロジェクトが進行中。現在、蘭州市で1日あたり50万トンの排水が発生しているが、そのうち浄化処理されるものはわずかに15万トン。残りは未処理のまま黄河に垂れ流されているという。新しい汚水処理場の稼動で処理能力の大幅な向上が期待されている。(翻訳・編集/KT)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携