2015年9月22日、中国の掲示板サイトに、「プーチン大統領の訪日は安保法案成立のご褒美？」と題するスレッドが立った。

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スレ主は中国中央テレビが岸田外務大臣はプーチン大統領の訪日のための環境整備のためにロシアを訪問したと伝えたことに触れ、「ロシアは中国のメンツをつぶすのか」と主張。

スレ主によると、中国はこれまでロシアの便宜を図って来たのに、反ファシスト戦争勝利70周年で、安保法案が成立したばかりのこの時に、プーチン大統領が日本を訪問するのはおかしいという。それで「中国経済が弱くなってきたらすぐに態度を変えた」と怒り心頭の様子だ。

これに対して中国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。

「ロシアは古来より、中国にとって信頼できる盟友であったことはない」

「中国のメンツをつぶし過ぎだ。ロシアは日本の常任理事国入り問題でも賛成票を投じるに違いない」

「ロシアは成熟した外交戦略を持つ国。幼稚な感情だけで語ることはできない」

「どの国のリーダーも自国の利益を考えるからな。プーチンが日本に行くのもごく正常なことだろ」

「平和条約でも結びに行くのだろう。第2次世界大戦前と同じ状況だな」

「これはメンツをつぶすとかの問題ではないだろ。中国は自分からロシアの便宜を図っただけで、ロシアから乞われたわけではない」

「ロシアは西側諸国から制裁を受けているからな。孤立から脱するため日本を突破口にしたいのだろう。ロシアにとってはいいカードだが、成功するとは限らないな」（翻訳・編集/山中）