<安保法案>国会前の反対デモに1万人=「違憲の法案強行を許すな」「子どもが戦争に駆り出されないように」―学生、主婦、著名人が怒りの声

八牧浩行    2015年9月12日(土) 8時55分

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11日夜、安全保障関連法案に反対する学生団体SEALDsと学者・有識者の共同デモ集会が国会議事堂前で開催された。約1万人が参加、来週中にも与党が法案を強行採決する構えを見せていることもあって、周辺は騒然とした雰囲気に包まれた。写真はデモ風景。

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2015年9月11日夜、安全保障関連法案に反対する学生団体SEALDs(シールズ)と学者・有識者の共同デモ集会が国会議事堂前で開催された。約1万人が参加、来週中にも与党が法案を強行採決する構えを見せていることもあって、周辺は騒然とした雰囲気に包まれた。

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時折小雨がぱらつく中、「戦争法案反対」「9条を壊すな」「安倍たおせ」などと書かれたのぼりやプラカードが掲げられ、「安倍政権の暴走を許すな」「戦争法案今すぐ廃案」などのシュプレヒコールが響き渡った。

元経済産業省官僚の古賀茂明フォーラム4代表は「国民の声を無視して違憲の法案を強行するのは許せません」と抗議。東京・世田谷区から来たという主婦は「子どもの世代が戦争に駆り出されないために、われわれが今、動かなければなりません」と訴えていた。港区の弁護士は「国の根本法である憲法を変えようと改正手続きによらず力ずくで破壊しようとしているこの政権のやり方は、クーデターとしか思えません」と語気を強めた。

デモには東京都内外の学生や仕事帰りのサラリーマンやOLも目立った。早稲田大の男子学生は「キャンパス内で、戦争法案を強行する安倍政権への怒りは高まっています」と語っていた。(八牧浩行

■筆者プロフィール:八牧浩行

1971年時事通信社入社。 編集局経済部記者、ロンドン特派員、経済部長、常務取締役編集局長等を歴任。この間、財界、大蔵省、日銀キャップを務めたほか、欧州、米国、アフリカ、中東、アジア諸国を取材。英国・サッチャー首相、中国・李鵬首相をはじめ多くの首脳と会見。東京都日中友好協会特任顧問。時事総合研究所客員研究員。著・共著に「中国危機ー巨大化するチャイナリスクに備えよ」「寡占支配」「外国為替ハンドブック」など。趣味はマラソン(フルマラソン12回完走=東京マラソン4回)、ヴァイオリン演奏。

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