2015年9月8日、韓国・聯合ニュースによると、ニューライト（新右派）学者として知られる韓国ソウル大学の李栄薫（イ・ヨンフン）経済学部教授が、謝罪や反省が盛り込まれていないとして韓国で批判を浴びていた安倍晋三首相の戦後70年談話に肯定的な発言をし、韓国で物議を醸している。

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李教授はこの日ソウルで開かれた講演会に出席し、「左右派の歴史認識はなぜ違うのか」をテーマに講演。「我々が面と向かって闘うべきは韓国の民族主義」だとして、民族主義を批判した。また、安倍談話については「慎重に書かれた立派な文章」と評価、朴槿恵（パク・クネ）大統領が談話を「生きた証人がいるのに歴史を覆い隠している」と批判したことについては「一国の元首が口にするにはあまりにも感情的」だと一蹴した。

さらに、「激動の歴史に対する国ごとの記憶は、立場が異なるのだから同じになることはあり得ない」とした上で、「歴史の解釈をめぐって争う外交ほど愚かなことはない」と述べ、韓国の外交姿勢を批判した。

これについて、韓国では「妄言」との報道も出され、韓国のネットユーザーからは反発や非難の声が数多く寄せられている。

「東京大学に行くべき人が、なぜソウル大に…」

「どうぞ日本に帰化してください」

「親日ニューライトの本性が見えた」

「こんなやつに学費を払って学ぶ学生たちが哀れだ」

「これだから親日派の名残が恐ろしいんだ。親日派が粛清されるどころか、代々、富と権力を握っているのが韓国の現実だ」

「教授、あなたの国籍は？」

「安倍首相の歴史認識は、解釈するほどのレベルじゃない。実際、歪曲（わいきょく）と隠蔽（いんぺい）が安倍の歴史認識」

「あきれた。まるで日本の植民地時代かと錯覚するよ」

「朴槿令（パク・クンリョン。親日発言をして批判された朴槿恵大統領の妹）の兄弟か？まともじゃないね」

「歴史をきちんと直視しようということの、どこが愚かなんだ？」

「韓国人が日本を嫌いな一番の理由は、裏表のある二面性だ」（翻訳・編集/和氣）