2015年9月8日、韓国・朝鮮日報によると、韓国の中央銀行に当たる韓国銀行が、北朝鮮との統一に備え、南北経済統合のシナリオを作成中であることが判明した。この日、朴明在（パク・ミョンジェ）議員が明らかにした。

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朴議員によると、韓銀のシナリオ準備のきっかけは、昨年1月、朴槿恵（パク・クネ）大統領の「統一は大当たり」との発言。北朝鮮が市場経済に移行する速度により、経済統一の形態を「東西ドイツ型急進統合」、「中国・香港方式の折衝統合」、「ユーロ圏方式の漸進統合」の3種に分け展望し、それぞれのメリット・デメリットについて検討した報告書をすでに作成したという。

報告書ではまた、単に南北間の貨幣統合のプロセスにとどまらず、北朝鮮住民に対する生活費支援のほか、北朝鮮地域内での経済成長支援やそのための賃金設定など、統一に伴って想定される追加的な費用負担についても具体的に検討されている。

これについて、韓国のネットユーザーからは次のようなコメントが寄せられている。

「統一したら、まずは今いる外国人労働者を一度追い出そう。代わりに北朝鮮の人を使えばいい」

「本当にいつか統一できるみたいだ」

「戦争にしろ、平和的にしろ、統一は3年以内に起こるだろう」

「なんだって？朴槿恵の任期が終わる前に、本当に統一されそうだ」

「ふざけてる。韓銀は1カ月後の金利の上げ下げも予測できない。何年も後のことを分かるわけがない」

「シナリオはシナリオ、現実は現実。今の経済をまず立て直せ」

「いつどんな方法で統一されるかは誰にも分からないけど、統一が韓国にとって災難でなくチャンスになるように、前もって研究し準備しておくことは絶対に必要だ」

「口だけで統一と言ってるのかと思ってたけど、本当に準備してるんだね」

「人件費が世界一安い国になるのかな」

「統一したら、北朝鮮の人がみんな南に入って来るはず。治安が心配だ」

「北朝鮮のやつらが来られないように、北朝鮮に戒厳令を出して難民を防がなければ」（翻訳・編集/和氣）