Record China 2015年9月3日(木) 16時9分
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2日、台湾のアン・リー監督が、世に出てから10年目を迎えた不朽の名作「ブロークバック・マウンテン」について、「何物にも代えがたい」と愛着を語った。
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2015年9月2日、台湾のアン・リー(李安)監督が、世に出てから10年目を迎えた不朽の名作「ブロークバック・マウンテン」について、「何物にも代えがたい」と愛着を語った。聯合報が伝えた。
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米ワイオミング州のカウボーイの間の20年に及ぶ愛情と葛藤を描いた作品。05年のベネチア国際映画祭で初公開されたのがちょうど10年前の9月2日で、同映画祭ではグランプリを獲得した。
アン・リー監督によると、製作を決めた当時は「グリーン・デスティニー」を世に出してから間もなく、心身ともに疲れていた。しかし原作小説のラスト部分を呼んで涙を抑えられないほど感動し、すぐさま映画化を決めたという。
台湾出身のリー監督にとって、米国のカウボーイ文化というのは未知の世界だった。このため、03年の映画「ハルク」を先に製作することに。完成後、父親がこの世を去るというショックも重なり、引退を考えるほど追いつめられていたのだが、「その時に『ブロークバック・マウンテン』の物語が頭に浮かび、自分を映画へと引き戻してくれた」と語っている。監督にとっては、「何物にも代えがたい」作品になったという。
主演はヒース・レジャーとジェイク・ジレンホール。ヒース・レジャーは08年に薬物中毒により急逝している。作品についてジェイク・ジレンホールは、「非常に悲しい場面が多い映画だった。だが最も悲しいのは、二度とヒースと共演できないことだ。彼とはインスピレーションを交換し合った。彼との共演はあの映画で最も大きな収穫だった」と語っている。(翻訳・編集/Mathilda)
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