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西側諸国で次第に薄れる第2次世界大戦での中国の貢献の記憶、中国国内で積もる不満―米メディア

Record China    2015年9月3日(木) 10時12分

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2日、米CNNは、米国など西側諸国で第2次世界大戦における中国の貢献の記憶が次第に薄れ、中国がかつて米国の同盟国だったことを知る人が少ない状況に、中国国内で不満が積もっていると報じた。写真は北京で開かれた抗日戦争勝利70周年特別展。

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2015年9月2日、環球網によると、米CNNは「忘れ去られた同盟国」と題する記事を掲載し、米国など西側諸国で第2次世界大戦における中国の貢献の記憶が次第に薄れ、中国がかつて米国の同盟国だったことを知る人が少ない状況に、中国国内で不満が積もっていると報じた。以下はその概要。

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中国・北京の「心臓」で今月3日、第2次大戦のアジア戦線勝利70年を記念する軍事パレードが盛大に行われる。

西側諸国の多くの人が、記念行事の中心イベントである軍事パレードにおいて、主力兵器や軍隊が天安門の城楼前を通過するのを目にすることになる一方で、記念行事の背後にある史実、すなわち、中国は、後に第2次世界大戦と呼ばれるようになった戦火の中で最初にじゅうりんされた国であり、1941年の真珠湾事件から45年の日本降伏に至るまで米国や英国の同盟国であったことを記憶している人は少ない。

我々の中で戦争の記憶が次第に薄れていくのと同時に、中国人はそうした記憶をより重視するようになってきている。同盟軍が最終的に勝利する過程において中国が演じてきた役割が西側諸国で忘れ去られようとしていることに、多くの中国人が不満を積もらせている。

中国が仮に1938年に日本に投降していたとするならば、日本はおそらく一世代分の期間、中国を支配していただろう。日本軍の矛先は、ソ連や東南アジア、さらには英国の支配下にあったインドにまで向けられていたかも知れない。だが中国が持ちこたえたことにより、真珠湾事件が発生するに及んで、戦争は世界的な性質を持つようになり、西側同盟国と中国は協力して日本に対抗するようになったのだ。両者の関係は近づいたが、その中で多くの誤解が生まれた。中国は同盟国の一員とみなされたものの、保有する資源は他の同盟国よりはるかに少なかった。このことが、戦争の貢献度における両者の評価の違いを招いたのである。

中国が抗日戦争で勝利を得ることができたのは、多分において、西側同盟国、とりわけ米国の資金や軍事援助を受けたことによるものだ。だからといって、中国が戦争に対して費やした努力を否定することはできない。中国は大量の日本軍隊をその領内に足止めしたのだ。さらに言えば、非西側諸国でも西側諸国と共に戦い帝国主義に反抗することが可能なのだということを示す手本となったのだ。

だが、かつての共同戦線での多くの物語は、中国と西側諸国との冷戦によって忘れ去られてしまった。中国は今、冷戦期間中にタブーとされた歴史に開放的になると同時に、米国がアジアで演じる役割に不満を積もらせている。第2次世界大戦で対日勝利に多大な貢献をした米国と、その戦いで巨大な犠牲を払った中国は、アジアにおいて同様に重要な役割を演じるのにふさわしいと、中国は認識しているのだ。(翻訳・編集/柳川)

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