日本でも公開の映画「ココシリ〜マウンテン・パトロール〜」に盗作騒動

Record China    2006年7月4日(火) 20時46分

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2006年6月30日午前、朝陽区人民裁判所に出席していた陸川監督。

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「第17回東京国際映画祭」(2004年)で審査員特別賞を受賞し、2006年6月から日本でも一般公開されている映画「ココシリ〜マウンテン・パトロール〜」(2004年 中国 95分)の監督・陸川(ルー・チュアン)氏が訴えられるという騒動が発生した。訴えたのは、「私とチベットカモシカ」の監督・劉宇軍(リュウウグン)氏。同氏によると、1991年から2001年にかけての10年間、チベット高原で絶滅寸前の稀少動物である「チベットカモシカ」の撮影を続け、100時間にも及ぶドキュメンタリー映像を撮影、そこから作り上げたのが、ドキュメンタリー作品「私とチベットカモシカ」であるという。そして、このドキュメンタリー作品は、中国国内の多くのメディアによって放送され、2002年には「上海国際テレビ祭」でも公開されたという。問題となっている、陸川監督作「ココシリ〜マウンテン・パトロール〜」は、2004年に公開されて以来、その映像の多くが劉宇監督作の「私とチベットカモシカ」の映像そのものだということが指摘され、さらには、ストーリーの構想や雰囲気、個々のシーン、セリフなど、すべてにおいて酷似、もしくは全く同じものだという事実が判明したのだ。この2作品の共通点を挙げてみると、なんと21箇所にもなるという。中国の映画作品が世界各国で高い評価を得ているなか、陸川監督の今回の行為は、クリエーターとして最も恥ずべき行為で、中国映画界の信用を落としかねないものである。彼にはぜひとも、ドキュメンタリー映画「私が無謀にも剽窃に至った理由」という作品を完成させてほしいものである。

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