初任給格差、親の職業でランク付けされる?―中国

Record China    2015年8月28日(金) 15時30分

拡大

27日、中国ではこのほど、1990年以降生まれの新卒大学生の平均初任給が約5万円であることがわかった。また、その給与額の設定に新卒生の父親の職業が関わっているとの調査結果が報告された。公務員を父親に持つ新卒生の平均初任給が最も高額だという。資料写真。

(1 / 2 枚)

2015年8月27日、中国ではこのほど、1990年以降生まれの新卒大学生の平均初任給が2687元(約5万円)であることがわかった。また、その給与額の設定に新卒生の父親の職業が関わっているとの調査結果が報告された。公務員を父親に持つ新卒生の平均初任給が最も高額だという。新華社通信傘下の全国紙・参考消息が伝えた。

その他の写真

大卒と言えばかつての中国ではたいへんなエリートであったが、現在では大学へ進学する学生数が年々増えており、さほど珍しくもなくなった。2015年の大学新卒生は749万人で史上最多を記録。前年を22万人上回る数字だった。

このほど、北京大学市場・メディア研究センターなどが共同で発表した「主要労働力の就業傾向についての研究報告」によると、全国50都市の26万人の求職者を調査した結果、彼らの月給と父親の職業とが明らかな関わりをもっていることがわかった。公務員の父親を持つ新卒生の平均初任給は3614元(約6万8000円)で最高額、父親が国有企業に勤める新卒生の平均初任給は2983元(約5万6000円)。父親が農業に従事する新卒生の平均初任給が2552元(約4万8000円)で最も低かった。

もちろん、新卒生の専攻科目によっても平均給与は変わってくる。中でも特に高い給与を獲得する専攻はホテルマネージメントや通信、eコマースだった。(翻訳・編集/愛玉)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携