2015年8月19日、中国のバラエティー番組がこのほど、人気のリアリティー番組出演時のスターのギャラを公開した。「パパ、どこ行くの？」のシーズン3で言えば、リウ・イエ（劉[火華]）の1日のギャラは450万元（約8700万円）という驚きの額だ。「アメージングレース」のシーズン2ではかつてファン・ビンビン（范冰冰）の出演を依頼したが、ギャラが1回6000万元（約11億6700万円）と聞き、番組スタッフは尻込みした。

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現在、スターがリアリティー番組に出演する際には2種類の計算方法がある。1つ目は1シーズンの一括契約で、もうひとつは日割り計算による方法だ。公開によると、リウ・イエは「パパ、どこ行くの？」のシーズン3で最も高く、1日のギャラは450万元（約8700万円）、「アイドルが来た」のブリジット・リン（林青霞）はチャリティ性のある番組に出演し1クールで240万元（約4600万円）、そのほかの女性スターは1クール120万元（約2300万円）以下で、「ゴ―！ファイティング」のスン・ホンレイ（孫紅雷）は1日300万元（約5800万円）、ホアン・レイ（黄磊）は1シーズンの一括契約で3000万元（約5億8000万円）、「チャレンジャーズユニオン」のクリス（呉亦凡/ウー・イーファン）は1クール1800万元(約3億4000万円）の値段をつけ、ファン・ビンビンは最も高く、毎分6万元（約116万円）のギャラになる。

第一線を張る伝統的な大スター、ファン・ビンビンはスターのリアリティー番組において最も求められていると考えられる。「チャレンジャーズユニオン」よりもっと早くに、「アメージングレース」のシーズン2も彼女に出演依頼したが、彼女が6000万元を提示した瞬間に番組スタッフは退散したそうだ。チェイス・チャン（張傑）の状況はまた違っており、彼が出演した「ヒーローネバーダイ」が始まった頃は800万元（約1億5000万円）を提示したが、番組スタッフは高額なので出演を見送ろうとした。その後、妻のシエ・ナー（謝娜）に説得され、張自身で値段を下げ400万元（約7500万円）で出演したそうだ。ファン・ビンビンの15分の1となる。

結局のところ、スターが高額なのは市場がそうさせるのだが、スターの提示額も選択の余地があり、殆どのリアリティー番組が高い値段を提供していなくても、スターを動かすことができる。例えば、あるテレビ局がかつてブリジット・リンに1回500万元（約9700万円）の日割り計算で番組出演を依頼したが、彼女は遠回しに断ってきた。最終的にはマンゴーV基金とブリジット・リンの夫のチャリティー協力によって、彼女は友情価格で「アイドルが来た」に出演した。（提供/人民網日本語版・翻訳/JK・編集/武藤）