2015年8月18日、韓国のインターネット掲示板にこのほど立った「外国人には理解できない韓国の食事文化」と題するスレッドについて、日韓両国のネットユーザーが論争している。果たして、これも日本による植民地支配が関係しているのだろうか。

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スレッド主は「韓国人は食事中、麺や肉を切るのにはさみを使うが、外国人からみれば、紙などを切るはさみで食べ物を切る韓国人は不思議で、中には不潔、異常と感じる人もいる。日本人も不衛生と感じるらしい」と書き込んだ。

これについて、韓国のネットユーザーからは「食べ物を切る専用はさみを使っており、何も不衛生ではない」「台所用はさみはナイフと同じ。外国人の顔色をうかがう必要は全くない」と、食事ではさみを使う韓国の文化を擁護する声が寄せられた。一方で、「日本の飲食店にも食べ物を切るはさみがあるが、とてもきれいで、外国人から見てもすぐに台所用と分かる。韓国人はもっと外国人の気持ちを考えるべきだ」「日本の『人に合わせる姿勢』は見習おう」と改める必要を説く意見もあった。

日本のユーザーからは「料理以前の問題です」「食文化以前の問題があるのでは」との指摘に共感する声が圧倒的で、韓国の食事文化を不衛生ととらえている向きが多いことうかがわせた。また「韓国人が外国人に比べ、道具の用途をはっきり区別させないのは、日本による植民地支配が関係しているのではないか？築き上げた伝統や文化をすべて日本に奪われたから、一つの物を工夫していろんな用途に使うようになった」との韓国側の指摘には、「どう考えても、日本は関係ない」との反論が他のネットユーザーの多くの支持を集めた。植民地支配が絡むと、対立が並行線をたどるのはいつものことだ。（編集/KO）