忍び寄る危険！ヒアリなどの外来種生物288種が侵入―中国

2007年9月27日、新華社は中国農業部の発表として、ヒアリなどの外来種生物288種がすでに国内に侵入していると報道。

その内訳は植物類が188種、微生物類が19種、無脊椎動物58種、両生類3種、魚類10種、哺乳動物類10種となっている。

農業部科技教育司の張鳳桐（チャン・フォントン）司長は、外来種生物の侵入は自然環境を破壊し、人間や家畜に重大な健康被害をもたらすと述べた。同時に、国際貿易の拡大と発展に伴い外来種生物の侵入は各国で大きな問題となっており、国際的な対策が必要とされている重要課題の1つであると説明。外来種生物がいったん侵入すれば、その危険性は計り知れないとして警告を発した。

さらに近年、農業部は外来種生物管理弁公室を設置、関係部門と協力し外来種駆除に取り組んでおり、ブタクサやヒアリの駆除に著しい成果を挙げていると語った。（翻訳・編集/本郷智子）