2015年8月6日、韓国・ニューシスによると、ロッテグループの経営権紛争が他の財閥にも飛び火する可能性があるという。

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韓国政府・与党は6日、ロッテグループの経営権紛争問題に対して財閥総帥が保有している海外子会社の株式の状況を義務的に公にさせることにしたが、ロッテ問題の主な原因として指摘された財閥の循環出資の問題については特別な措置を取らないことにした。ロッテグループだけに集中した、いわゆる「外科的手術」を選択したわけだ。セヌリ党の金正薫（キム・ジョンフン）政策委議長は、政府・与党協議後、記者会見で「既存の循環出資を解消すると、経済全般に及ぼす影響が大きく、企業活動に負担を与える恐れが大きいという点で慎重な対応が必要であるとの意見で一致した」とし、「今後も循環出資の現状と循環出資変動内容などを公開して循環出資企業が自ら、この問題を解消するように誘導する」と述べた。

一方、野党はロッテ問題を契機に財閥改革強化を訴える方針だ。政務委員野党幹事の金起式（キム・ギシク）新政治民主連合議員は論評で、「ロッテグループの所有支配権をめぐる争いは、財閥の後進的な所有支配構造の素顔を露呈した事例」とし、「既存の循環出資も3年の猶予期間をおいて解消するようにし、これに違反した場合、議決権を制限するようにした公正取引法改正案の年内処理を推進する」と強調した。

この報道に、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。

「また政治ショーか」

「国会議員たちは詐欺集団だから、今回もまた適当なことを言って済ますのだろう」

「ロッテと他の財閥は違う。他の財閥は韓国の法人税の大半を出している」

「財閥を痛めつけ、庶民からもカネを吸い上げる国、大韓民国」

「こいつら、これ以上のカネが必要なのか」

「循環出資の解消を財閥の自浄努力に任せるだって？頭おかしいのか。やる訳ないだろう」

「野党が久しぶりに正しい発言をしたな」

「ロッテはこれからも監視していかねばならない」

「ロッテだけではない、LG、サムスン、その他の財閥も同じだ」

「ロッテを親日企業として集中攻撃する前に、政界と社会各界各層の親日派を先に探し出して、身元公開する方が先だ」（翻訳・編集/三田）