2015年8月4日、中国新聞網はオーストラリア華字紙・新快報の報道を引用し、中国人観光客の誘致に十分な力を注いでいないとして、オーストラリア政府が非難を浴びていると報じた。

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中国人観光客の誘致をめぐってニュージーランド、インドネシア、米国がそれぞれ対策を打ち出す中、オーストラリアの有効期限10年間の数次ビザには1000オーストラリアドル（約9万1000円）が必要で、観光旅行を希望する人には15ページにわたる調査票に英語での記入を求めている。昨年の中国人観光客の訪問国ランキングでは、オーストラリアは15位と、米国、インドネシア、タイ、韓国より下だった。

シドニーで3日に開かれた航空サミットの出席者の1人は「中国人観光客市場に対し、豪政府は短期的な経済利益にのみ着目している。長期的な視点が欠けている」と指摘。「各地の行政は観光客の旅行環境の改善に向けてさらに努力すべき」と述べ、「観光インフラに対する投資は、より多くの観光客を自然豊かな観光スポットへと引き寄せてくれる。特に独特の体験を希望する中国人観光客を増やす」と語った。（翻訳・編集/野谷）