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「中国版タイタニック」はなぜコケた?=「若者には重い」「2部構成に嫌悪感」原因を探る―中国

Record China    2015年8月4日(火) 16時18分

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3日、ジョン・ウー監督の「THE CROSSING」が、前編に続いて後編も苦戦している。その不振ぶりにはさまざまな理由が挙げられる。

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2015年8月3日、ジョン・ウー呉宇森)監督の「THE CROSSING」が、前編に続いて後編も苦戦している。その不振ぶりにはさまざまな理由が挙げられる。新浪が伝えた。

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「中国版タイタニック」こと「THE CROSSING」の前編は、昨年12月に公開されたが、前評判に反して中国での興行収入は1億9500万元(約39億円)にとどまった。後編は先月30日に封切られたものの、引き続き客足は鈍く、「沈む寸前」と報道されている。

日台中韓の人気スターを揃えたキャスティングにも関わらず、この冷え切った状況について、新浪ではその原因を分析。前後編の2部仕立てにしたのが最大のミスではないか、としている。前編で登場人物たちはまだ船にさえ乗り込んでおらず、冗長とも思える展開で、観客に「引っ張られている」感を与えてしまった。ジョン・ウー監督自身も、本来は2部構成にするつもりはなかったことを語っている。

映画を最もよく見る10〜20代、大学生といった若者層にとって重くて暗すぎる作品だったとも指摘されている。中国の若者世代が好むのは、テンポの早いコメディや、スケールの大きなハリウッドのSF映画だ。「THE CROSSING」はこの正反対とも言える作品であり、「楽しい夏休みに重い映画はゴメンだ」と避けられたことも大きいという。

「バイオレンスの美学」が持ち味のジョン・ウー監督だが、今回の作品は異色のラブロマンス。監督のファンにとっては違和感のある映画だったことも、不振を脱せない原因の1つと考えられている。(翻訳・編集/Mathilda

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