2015年7月31日、韓国・イーデイリーによると、中東呼吸器症候群（MERS）の影響で減った訪韓中国人観光客を呼び戻すため、中国の旅行会社や韓国の航空会社などが驚きの激安商品を展開し始めている。

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中国最大の旅行会社シートリップが販売したのは、ソウル3泊4日1元（約20円）という破格の商品。29日午前10時、予約受付開始と同時に申し込みのオンラインアクセスが押し寄せた。運良く購入できた旅行客らは、来月15日から順次韓国を訪れるという。済州島3泊4日、ヴィラスタイルのリゾートに泊まり有名観光地を巡る商品は1300元（約2万6000円）で、今年初めよりも40％以上値引きされている。

一方で、こうした低価格競争の過熱は警戒すべきとの声も出ている。韓国のある旅行会社関係者は、「安い商品はサービスの質も落とさざるを得ない。直近の危機を乗り越えるため、価格の引き下げだけにこだわるのは逆効果だ」と述べた。

これについて、韓国のネットユーザーからはさまざまなコメントが寄せられている。

「『安かろう悪かろう』という言葉がある。低価格で品質を上げられるわけがない。ただ買い物させてたかろうってことだよ。僕だって、二度と来なくなる」

「中国人だけに割引しないで、自国民にしてくれ。自国民にはぼったくりが基本、国民はかもか？」

「187ウォン（約20円）とは…、大恥だよ」

「地方からソウルに来るだけでも、4日間で30万ウォン（約3万2000円）は下らないのに」

「安物旅行商品を売って、安物の国という認識を植え付けるのではなく、高級商品を売るべきだ。目先の小さな利益のために、国のイメージをつぶしている」

「ダンピングの取り締まりをすべきだ」

「日本は放射能だなんだといっても、全世界から人が集まって来る」

「これだから中国の富裕層はみんな日本やヨーロッパに行き、中国の貧乏人ばかり韓国に来るんだ」

「ひどいな。中国人ばかり集めてどうする気だ？日本を見習え」

「日本や英国やドイツなど、いろんな所に行ってるけど、何度言っても見るべきものがあって、不思議で魅力的だ。ソウルは1日で回れるし、買い物しかすることがない」（翻訳・編集/和氣）