2015年7月25日、韓国の現代・起亜自動車の新車設計図面などの機密情報を中国に漏らしたとして、韓国人2人が逮捕された、と韓国や中国でこのほど、報じられた。韓国のネットユーザーは「こういう産業スパイは厳罰に」などと激怒。中国のネットユーザーは「韓国企業の情報なんて必要ない」などと反応している。

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韓国・聯合ニュースなどによると、ソウル地方警察庁に逮捕された1人は、現代・起亜自動車の協力会社A社の元従業員。

退社後、自動車の設計業務を請け負う会社に入社し、新車開発を進める中国のB社に派遣され、派遣期間中の昨年3〜9月にかけ、A社の元同僚から新車設計図など約130点の資料を受け取り、中国メーカーでの新車開発プロジェクトに利用した疑いが持たれている。

この事件による経済的な損失は700億ウォン（約75億円）に上る見通し。当局はこれまでのところ、中国企業が入手した情報をもとに新型車の開発を進めたという明らかな証拠はつかんでいない、という。

これについて、韓国のネットユーザーからは

「利敵行為として扱え」

「お金で魂も売る国民性だ」

「国を売り払うやつらには極刑がふさわしい」

「こういう産業スパイは厳罰に。現代版の売国奴のようなやつら」

「国のトップから腐ってるんだから、こういうことが起こるのも当然だ。一生懸命働いてお金を稼ぐのがばかばかしい」

「設計通りに車を造られたら、被害は莫大（ばくだい）になるだろう。中国でも第2の現代・起亜が造られるだろう」

「韓国の国民性は中国人にも劣る、三流だ。日本人が韓国をつぶそうとしているのに、円安だからと日本に旅行に行く。日本車メーカー3社は、韓国での利益を伸ばしているし。逆に日本では韓国企業が撤退している」

などの怒り声が相次いだ。

その一方で

「コピーする車がなくて、韓国車を選んだのか？情けない」

「急発進する上に、エアバッグが作動しない図面だよ（笑）」

などの指摘も。

これに対し、中国のネットユーザーは

「韓国企業の技術ってこんな手を使ってまで入手するほどの価値があるのか？」

「情報を盗むのであれば、欲しいのはトヨタ、ベンツの情報だ！韓国企業の情報なんて必要ない」

「韓国企業に機密情報というものが存在したのか？笑わせてくれる」

「現代自動車にはどれほどの歴史があるというのか？日本やドイツ、米国、英国といった自動車大国と比べようもない。どうして多くの中国人が現代自動車の車を買っているのか理解できない」

「日本車に乗っているのなら韓国車をばかにもできるけど、乗ってる車が中国系だったらおとなしくしておいた方がいい…」

などとコメントしている。（編集/KU）