2015年7月22日、韓国・ニュース1によると、韓国銀行（中央銀行）の李柱烈（イ・ジュヨル）総裁が、中東呼吸器症候群（MERS）による外国人観光客減少の影響は大きく、韓国の国内総生産（GDP）成長率を0．1ポイント押し下げる可能性があると述べた。

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韓銀は先ごろ、今年の経済成長率を当初予想から0．3ポイント下げ、2．8％に下方修正している。李総裁は「MERSと干ばつの影響で4〜6月の実績値が大きく下がった」とし、「MERSによる他の影響を要因別に分析したところ、外国人観光客の減少の影響が相当大きかった」と述べた。また、「MERSの問題が実質的には終息したとみている」としながらも、7〜8月のピーク期においても、外国人観光客数の「本格的な回復は難しい」との見方を示した。

韓国政府や公共機関、民間企業などは、職員や社員に夏休みを国内で過ごすよう勧めているが、これについては「現時点で必要な措置」と評価した。

これについて、韓国のネットユーザーからはさまざまなコメントが寄せられている。

「自分たちが間違ったくせに…」

「MERSの拡大を無能なばかりに放置して、韓国経済にものすごい被害を与えた公務員たちは、罰を受けないのか？」

「僕はMERSのせいで店を畳んで無職だ」

「MERSの影響は限定的だと思う。中国経済の停滞がもっと大きな衝撃となって近づいてくるだろう。これから来る危機に、庶民の衝撃はもっと大きくなる」

「外国人だけを見て、韓国人は目に入っていないだろう？いつも先進国のコスプレばかり。いっそキムチでなくパスタやうどんを食べて暮らせ」

「中国人の代わりに、国民がぼったくりを受けろって？」

「政治家や大企業の株主は、1年間出国禁止にすればいい。自分たちは外国で夏休みを過ごすに決まってる」

「海外にゴルフに行くやつらは、みんな国内旅行を」

「夏休みに国内旅行をしても、ぼったくりに遭うし、食べ物だってソウルが一番おいしい」（翻訳・編集/和氣）