大学受験終了後は「離婚急増期」、娘の学業への勉強を心配し、5年間「週末夫婦」演じる親も―中国

Record China    2015年7月11日(土) 23時14分

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10日、北京晨報によると、中国では近年、全国大学統一入試(高考)が終了した6〜9月、離婚が急増している。写真は中国の離婚証。

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2015年7月10日、北京晨報によると、中国では近年、全国大学統一入試(高考)が終了した6〜9月、離婚が急増している。

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中国の大学入試は一発勝負で、受験生の親は子どもに負担を与えないように心がける。そのため、すでに夫婦関係が崩壊していても、子どもの受験が終わるまで離婚を先延ばしにするケースが少なくない。

受験生の娘を持つ女性は、5年前に夫の浮気が原因で夫婦関係が崩壊。すぐに離婚を進めたが、娘が激しく反対したため、学業に支障を与えないよう離婚を先延ばしにしていた。夫婦は娘には内緒で、「娘の前では夫婦を演じる。それ以外は自由」との約束を交わし、寮生活の娘が帰宅する週末になると、「週末夫婦」を演じた。受験の結果が発表されたあとに夫婦は娘に離婚を告げたが、あまりのショックに娘は進学先を決めず、母親は地元政府の心理カウンセリングセンターに助けを求めた。

湖南省の地元紙・三湘都市報によると、同省長沙市の大学入試終了前の1週間の離婚件数は247件だったが、終了後の1週間では493件と、2倍近く増加した。離婚の原因の多くは、「子どものために我慢する必要がなくなった」だという。

一方で、心理学の専門家からは、「受験を終え、進学先の選択や大学生活の適応など、子どもは依然として心理的に大きな負担を抱えている。できることなら、子どもが新しい生活に慣れてから離婚したほうがいい」とアドバイスしている。(翻訳・編集/内山)

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