高所得者と低所得者では4倍もの格差、北京市民の収入調査―北京市

Record China    2007年9月16日(日) 16時1分

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2007年9月15日、今年1月から8月の北京市民の収入調査結果が発表された。低所得者層と高所得者層では可処分所得に約4倍もの開きがあるなど格差社会の姿が浮き彫りに。写真は国家統計局。

2007年9月15日、北京市統計局・国家統計局は、今年1月から8月の北京市民の収入調査結果を発表した。

それによると、北京市住民の平均可処分所得は平均で1万4771元(約23万6000円)。前年同期比14.6%増で、物価上昇の影響を排除しても13.1%の伸びとなっている。しかし、調査対象の下位20%の低所得者層の可処分所得は平均を大きく下回る6829元(約10万9000円)。これに対し、上位20%の高所得者層の平均収入は2万8005元(約44万8000円)と低所得者層の約4倍に上り、大きな格差がついている実態が浮き彫りになった。低所得者層、高所得者層とも可処分所得はそれぞれ前年同期比で15.1%、15.5%の伸びとなっている。

今回の調査対象は北京市に戸籍がある者に限られており、出稼ぎ農民など流動人口を加味すれば、現実の格差はもっと開いていると指摘されている。(翻訳・編集/KT)

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