2015年7月3日、中国紙・新民晩報は、近年、韓国が軍事貿易で急成長していると伝えた。

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韓国国防調達計画局（DAPA）のデータによると、2014年の韓国の軍事輸出額は、2013年の34億ドル（約4174億円）から6％増の36億ドル（約4420億円）に達し、過去最高となった。また、今年は40億ドル（約4911億円）に達する見込みである。ロシア誌は、「韓国は日本の武器輸出三原則の規制緩和に危機感を抱いており、自国の地位を保持するため、現在、国際軍事貿易市場におけるシェア拡大を急いでいる」と指摘する。

武器輸出を推進するため、韓国政府は武器のリース事業を計画している。韓国の武器に興味を持った国に対して武器をリースし、相手国が気に入った場合は、韓国が適正価格を再提示するというものである。また、ここ数年、韓国の軍事企業は国際的な軍事展示会において、多くの美女をブースのステージ上に配置し、多くの観客を引きつけ、さらには韓国みやげを会場で配布するなどした。

韓国の軍事貿易事業は日に日にヒートアップしてきているが、韓国はまだ「軍事強国」とは言えない。自主研究開発能力に乏しく、品質問題が多発しているからだ。韓国監査院のある役人によると、少なくとも3社の航空部品製造企業が兵隊の生命の安全を考慮せず、卑劣な手段で不適合な商品を販売しているという。軍事工業領域の規律を正すため、韓国防衛事業庁は「防衛事業管理法」を改訂。今後、企業が技術研究開発及びその他方面で問題があった場合、企業は直ちに軍事工業領域を撤退しなくてはいけないとした。（翻訳・編集/霧島）