トイレのドアを横からつかむ男性に、「割り込むつもりか」と思ったが…―訪日中国人女性

Record China    2015年6月19日(金) 8時5分

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15日、中国のインターネット上に、日本を訪れた中国人女性がつづった体験談が記された。

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2015年6月15日、中国のインターネット上に、日本を訪れた中国人女性がつづった体験談が記された。

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日本を訪れる中国人観光客が急増しているというニュースが取りざたされているなか、先日、日本を訪れた50代の中国人女性は、日本人男性と結婚した娘に会うために、旅行がてら日本に1週間ほど滞在した。その際に、日本人に対する見方が少し変わったという。以下は掲載されたブログの概要。

私はもともと日本人に良い印象はなかった。言うまでもなく、過去の歴史の問題からだ。しかし、娘が日本人と結婚したこともあり、徐々に日本人に対する反感も薄れつつあった。それでも、日本人全体に対する印象は、やはり良いとまでは言えなかった。しかし先日、日本で暮らす娘夫婦と孫に会いに行った時に、そうした見方が少し変わる出来事に遭遇した。

娘の家の近くのショッピングセンターに行ったときのこと。娘が買い物をしている間に、私がトイレに孫のオムツを換えに行くことにした。日本には多くの場所に、子ども連れや身体が不自由な人専用のトイレが設置されている。私が片手でベビーカーを押しながら、もう片方の手でそのトイレの引き戸を開けようとしていると、横からさっとそのドアを開ける人が現れた。

私は一瞬「割り込むつもり?」と思ったが、見るとその男性はその場で動かずに微笑んでいる。私がスムーズに入れるようにドアを押さえていてくれたのだった。私は「ありがとう」という日本語を覚えていたはずだったが、慌てていたためか「謝謝!」と言ってしまった。男性は何も言わずに去って行った。

また、電車内で娘と孫と一緒に座っていたとき、私はいつの間にか手に持っていた切符をなくしてしまった。娘と私があたふたしていると、近くに立っていた若い男の子が無言で切符を手渡してくれた。彼は床を指さしている。どうやら、切符を落としてしまっていたようだ。このときはきちんと「ありがとう」と言えた。

これらは大したことではないかもしれないが、私の心は温かくなった。日本社会にはこうした他人を思いやる気持ちがあちこちにあるのだ。(翻訳・編集/北田

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