2015年6月18日、韓国・ニューシスによると、日韓の慰安婦問題協議で、日本による財政支援や韓国の慰安婦像撤去など、双方が取るべき具体的な措置が議論されているとした日本のメディアの報道について、韓国政府が否定した。

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日本経済新聞は18日、昨年4月から行われている日韓の外交局長級協議について、両国の取るべき措置について具体的に検討されていると報じた。日本側が元慰安婦への財政支援、首相による謝罪などを含む声明を行う代わりに、韓国側の措置として、「平和の少女像（慰安婦像）」の撤去や「反日キャンペーン」への関与停止、さらに現政権での問題の最終解決の保証などが挙げられている。

これについて韓国外交部の魯光鎰（ノ・グァンイル）報道官は「協議が進行中であるため具体的な内容は明かせない」としながら、「日本メディアの記事は事実と合致しない」と述べた。また、「具体的にどの部分が事実と異なるかについては、協議進行中の事案と直結するため具体的に答えるのが難しい」とした。

これについて、韓国のネットユーザーからはさまざまなコメントが寄せられている。

「平和の少女像を撤去すること自体、反省していない証拠だ」

「本当に悪いと思っているなら、像を撤去するのではなく、見続けて反省しろ」

「日本には誠意が見られない。まるで子供をなだめるみたいに、これあげるから、という感じじゃないか。歴史をなくそうとするな」

「政府は対日政策をちゃんとしろ」

「自分たちの歴史を持ち出して取引するとは、両国とも常識外れ」

「絶対に日本に補償を要求しては駄目だ。根本的な謝罪と反省から、補償という言い訳で逃げ出しかねない」

「慰安婦問題の最終解決保証まではいいとして、いきなり像の撤去とは？ベルリンにあるホロコースト記念館も取り壊す勢いだね」

「謝罪と言動が食い違わないという保証を取り付けるべき」

「日本人は悪かったと謝るときにも条件を付けるのか？もう付き合えない」（翻訳・編集/和氣）