とんでもない暴利!日本産牛肉の密輸事件、5カ国を回り回って価格20倍に―中国メディア

Record China    2015年6月17日(水) 13時42分

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16日、日本から輸出された牛肉が5カ国を経由し、最終的に行き着いた中国で20倍もの価格となって販売されていたことが明らかになった。写真は牛肉。

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2015年6月16日、新華網によると、日本から輸出された牛肉が5カ国を経由し、最終的に行き着いた中国で20倍もの価格となって販売されていたことが明らかになった。

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2001年に起きた「狂牛病」騒動により、中国では日本の牛肉は現在も輸入禁止品目の対象となっている。そのため、中国国内の市場に出回っている「日本産牛肉」は、産地を偽装しているか、密輸されたかのどちらかということになる。

上海市公安当局などの政府機関はこのほど、大規模な食品密輸を摘発したと発表した。密輸を行ったとされる日本の貿易会社・東蔵は、さまざまな手口を駆使して牛肉を日本からカンボジア、タイ、ラオスなどを経由させて中国国内に持ち込んだという。当局の調べによると、密輸・販売された牛肉は、14年10月〜15年3月だけで数百トン、3000万元(約6億円)に上り、高級レストランや日本料理店などに卸されていた。

密輸に当たり、本来ならば中国に持ち込むことのできない牛肉は、経由国でフルーツやハムといった別の食品のコンテナに入れるなどの品目偽装が行われており、その価格は5カ国を回り回って、最終的に20倍にまで跳ね上がっていたという。

上海市公安局の責任者は、冷凍食肉などの食品密輸が近年急増しているとし、健康被害が懸念されると注意を促している。(翻訳・編集/岡田)

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