2015年6月10日、韓国経済によると、感染症の専門記者を務めた「サイエンス」誌編集長が、中東呼吸器症候群（MERS）感染拡大に対する韓国の反応について、「MERSについての正確な情報がきちんと伝えられていないため、過敏な反応になっている」と語った。

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「サイエンス」で12年間、感染症専門記者を務めたマーティン・エンセリンク編集長は、「MERSは空気感染する可能性がないにもかかわらず、韓国の学校では休校措置が取られ、町にはマスクをして歩く人が多い」と指摘した。ソウルで開かれている世界科学ジャーナリスト会議に参加するため訪韓した編集長はまた、「韓国では過剰な報道で恐怖が助長されているようだ」とし、「恐怖心は感染症に対応するのに何の役にも立たない」と強調した。

これについて、韓国のネットユーザーからはさまざまなコメントが寄せられている。

「韓国国内では、MERSは第一級の伝染病という雰囲気だ」

「マスクは、地下鉄とかでせきをする人がいるから、飛沫（ひまつ）感染を少しでも防ぐためにしてるんだ。この人、本当に専門家？」

「国がきちんと統制されてる場合に言える話だ」

「現政府はMERSの世界1位、金メダルに挑戦中だけど、サイエンスの記者が冷や水を浴びせたね」

「最初から病院名を公開して、その病院だけ統制していれば、みんなこんなに過敏にはならなかった。政府がMERS関連の会見をしても、大丈夫だと言うだけで、実際に正しい内容は一つもなかった」

「それなら、専門家はどうしてみんな宇宙服みたいな防護服を着てるの？宇宙探査にでも出かけるみたい」

「韓国に住んだことがないから言えるんだ」

「韓国人だけが知っている韓国政府」

「最大の恐怖は政府だ」

「この人、セウォル号のことも知らないんだろう」

「この人は韓国人の考え方や特殊性を分かってないみたい。沈んで行く船でも、じっとしていなさい、と言うような国だ」（翻訳・編集/和氣）