世界3位の武器輸出大国の中国、ロシアへの軍艦売却に意欲―インド紙

Record China    2015年6月9日(火) 16時48分

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7日、世界3位の武器輸出大国となった中国が、ロシアに軍艦を売却しようとしている。写真は中国のミサイル駆逐艦「海口号」。

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2015年6月7日、インド紙ザ・ニュー・インディア・エクスプレスによると、世界3位の武器輸出大国となった中国が、ロシアに軍艦を売却しようとしている。8日付で環球時報が伝えた。

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ロシアの戦勝70周年式典の2日前、中国海軍のミサイル護衛艦2隻がボスポラス海峡から黒海に入った。表面的には中国代表団の一部ではあるものの、時期が時期だけにその動向が注目され、中国がロシアに護衛艦を売却しようとしているとのうわさが流れた。ロシアにとっても老朽化した艦船を安価に入れ替えることができるうまみがある。そうした事実を裏付ける公的根拠はないが、中国製兵器の台頭は明らかであり、中国が大きな野望を抱いていることは疑いない。

スウェーデンのシンクタンク・ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)によると、中国は2005〜09年は世界最大の武器輸入国だったが、06年を境に輸入は大幅な減少を続け、現在は一転して武器輸出大国となっている。武器輸出は10〜14年の5年で前期比143%も増加し、輸出先は35カ国に上る。取引額は現時点ではまだ大きくないものの、防空システムから無人機、ミサイルや艦船など品目は多岐にわたる。

輸入国から輸出国となったことで、中国は国内での兵器調達や兵器開発に力を入れることが可能となった。反対に、インドは05〜15年に兵器輸入額が3437億5000万ルピー(約6600億円)から9458億8000万ルピー(約1兆8300億円)に増加している。(翻訳・編集/岡田)

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