2015年6月2日、韓国・聯合ニュースによると、サムスン電子と共に韓国経済を牽引する現代自動車（以降、現代車）の株価が1日で10％以上急落し、証券市場に衝撃を与えている。

【その他の写真】

韓国証券市場で2日、現代自動車の株価が前日に比べて10．36％下がり、13万8500ウォン（約1万5500円）で取引を終えた。同社の株価が14万ウォン（約1万5700円）以下になったのは、2010年8月27日以降初めてだ。同種目の株価が10％台の下げ幅を見せたのも、2011年8月19日以来となる。

円安が続く状況で販売量も低迷したことで、外国人と機関投資家の激しい売りを誘発した。外国人は1486億ウォン（約166億6000万円）、機関投資家は802億ウォン（約90億円）の現代自動車株をそれぞれ売却。株価の急落で現代車の時価総額も1日で3兆5000億ウォン（約3900億円）が蒸発した。

この報道に、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。

「消費者を甘く見ていた報いだ」

「心温まる記事だ」

「この状況をよく見ろ。現代はその高飛車な態度を改めねばならない」

「現代自動車の破滅は予告されていたことだ。日本を追い越す技術だけが生き残る道だ」

「自国民からも見捨てられ、海外からも見捨てられ、良いことなしだな」

「こんな状況にもかかわらず、現代の貴族労組は賃金引き上げを叫んでいる」

「輸出は円安が影響したとしても、内需が急減したのは国内の消費者を『カモ』にしてきたからだ。株価下落も当然の結果だ」

「今まで老人たちの愛国心に支えられていた現代だが、私は買わない。私の周りも10人いれば現代に乗るのは1人くらいだ。この状況を株価も表している」

「価格を現実に合わせて下げたり、性能をより良くしたりする努力をしなければならない。さもなければ、さらに株価が下落するぞ」（翻訳・編集/三田）