2015年6月1日、韓国・マネートゥデイによると、韓国・ソウルのタクシー業界が、乗客がタクシー運転手から不親切な対応をされた場合、最大5万ウォン（約5500円）を返金する制度を導入する。

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ソウル市法人タクシー組合は、現在一部のタクシー業界で行っている「不親切行為料金返金制度」を、28社で今月8日から3カ月間試験導入すると発表した。効果が認められれば、9月から拡大施行する方針だ。しかし、この制度に対する市民の反応は懐疑的だ。「不親切」の基準が曖昧である上、実際に不親切だったか確認が難しい。返金を目的に制度が悪用される懸念もある。

タクシー組合関係者は、「罵倒したり敬語を使わないなどは確実に不親切と言えるが、運転手と乗客の意見が食い違う場合もあり得る」とし、「試験期間を通してこの部分を補って行く」と述べた。

これについて、韓国のネットユーザーからはさまざまなコメントが寄せられている。

「言い掛かりで不親切を誘導する人が出てくるに違いない」

「正しい趣旨の制度がどう変わってしまうか、韓国では目に見えている」

「非常識な客も多いのに、その客にまで親切にしろって言うのは要求が過ぎる。親切は基本だけど、罰金まで取るのはちょっと…」

「タクシー運転手だってお金を稼ぐのに懸命なのに、こんな制度を導入する必要があるのか？運転手も、何も言わないのがいい」

「制度を悪用する客が増えるだけ」

「公共の機関でも、不親切だったら5万ウォン返金を導入しよう」

「仕事もしないで不親切な国会議員の給料を全部返納しろ！」

「こんな変な制度を作るから、人も変になるんだ」

「タクシーの運転手さん、親切な人も多いけど、ほんとに不親切なおじさんもものすごく多い」

「どんなダメ公務員から出た案？机上だけの仕事の行く末を見せてくれている」

「いろいろやるね。でも、不親切の基準って…」

「これを法律にしようって？小学校でもこんな意見は出ないだろう」（翻訳・編集/和氣）