出稼ぎの妊産婦死亡率10万件に40件、居住者の2倍―広東省

Record China    2007年9月4日(火) 16時14分

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3日、妊産婦の死亡率を示す統計が発表された。広東省と珠江デルタ地区の妊産婦平均死亡率は10万件あたり 20件だったが、同省の出稼ぎ労働者妊産婦の平均死亡率が40件と2倍だったことがわかった。

2007年9月3日、妊産婦の死亡率を示す統計が発表された。広東省と珠江デルタ地区の妊産婦平均死亡率は10万件あたり 20件だったが、同省の出稼ぎ労働者、いわゆる「流動人口」の妊産婦の平均死亡率が40件と2倍だったことがわかった。原因として、経済的格差や高齢出産が多いこと、自宅や無許可診療所などでの出産が多いことが挙げられている。

同省産幼保健院によると、同院を受診する症状が重い妊婦の8割が出稼ぎ労働者だという。特に都市部では、居住条件や経済面で出稼ぎ労働者と戸籍を持つ居住者との格差が大きく、妊産婦死亡率も50/10万件と際立っている。

世界保健機関(WHO)のデータによると、2006年世界の妊産婦死亡率は430/10万件で、中国の妊産婦死亡率は40/10万件だった。しかし、カナダの6/10万件、スウェーデンの2/10万件と比較するとまだまだ死亡率は高いといえよう。(翻訳・編集/WF)

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