子連れ海外旅行がブーム、未経験の子供は級友にばかにされるケースも―中国

Record China    2015年6月2日(火) 19時44分

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27日、中国では豊かな経済力を背景に、気軽に海外旅行に行く人が増える一方だが、最近では「子供に海外体験をさせたい」として子連れ旅行がブームになっている。写真は中国の空港。

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2015年5月27日、中国では豊かな経済力を背景に、気軽に海外旅行に行く人が増える一方だが、最近では「子供に海外体験をさせたい」として子連れ旅行がブームになっている。海外旅行に行ったことのない子供はクラスでばかにされることさえある。中国メディア・新浪が伝えた。

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古くはシンガポールやマレーシア、タイなど東南アジア諸国へ、現在では南極にまで旅する中国の子供たち。夏季や冬季の長期休暇には、「子供の視野を広げたい」とお金に糸目をつけずに子供を海外へ送り出す親たちが増えている。早ければ生後3カ月で初海外などというケースも。

小学校1年生の娘を持つ女性は、インターネット上でこう吐露した。「娘の同級生はすでにみんな『海外旅行通』。日本や韓国、ドバイや欧州などあちこちを旅してきていて、お互いに自慢合戦になっている。一度も海外に行ったことのない娘は私に不満を漏らしている」。先月26日、広東省広州市で行われた海外旅行フェアで1万元(約20万円)超のイタリアツアーを申し込んだ女性は、8歳の息子を連れて行くという。「息子の同級生の4割はもう欧州旅行経験者。最近の子は早熟だから、世界でいろいろな体験をするのも早過ぎることはないと思う」と話した。頻繁に子供を海外に連れて行くというある男性は、「書籍でも映像作品でも、他の人の体験談でも学べることはあるだろう。しかし、『百聞は一見にしかず』と言うように、自分自身で経験することに勝る学びはない」と考えている。

もちろん、こうした傾向を好ましく思わない親たちもたくさんいる。「遠くに行けば行くほど、お金をかければかけるほど、子供たちが学ぶものが多いとは限らない。自然の草花の観察など、近くでも子供が喜ぶことはたくさんある」「まだ子供が小さなうちに無理して海外に連れて行って、現地で病気をするなどさんざん苦労した末、子供は大きくなったら旅行の思い出なんて覚えていない。そんな話もよく聞く」「子連れの旅行は、とにかく万全の準備が必要。旅先では大荷物を抱えて、移動中にぐずる子供と格闘して。本当に疲れる」「列車や飛行機で大泣きし続ける子供をよく見るけど、周囲の人には大迷惑。旅行はもう少し大きくなってからにしてほしい。親の自己満足のために、子供を犠牲にするな」「休暇明けのたびに、海外旅行に行かれなかった子供はクラスメイトにばかにされる。両親がメンツを保つための重圧もただものではない」(翻訳・編集/愛玉)

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