中国の名門大学で相次ぐ「パクリ疑惑」、中国人はバッシング、日本人は冷笑

Record China    2015年6月1日(月) 8時46分

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中国屈指のエリート大学として知られる復旦大学(上海市)で、「パクリ疑惑」が相次いで持ち上がった。中国ではおなじみの騒動に日中両国のネットユーザーは、さまざまな反応を見せている。

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2015年5月30日、中国メディアによると、中国屈指のエリート大学として知られる復旦大学上海市)で、「パクリ疑惑」が相次いで持ち上がった。中国のネットユーザーは「ただのコピー。パクリなら少しは変更する」などと批判。日本のネットユーザーは「中国の名門らしさがあっていい」などと冷笑している。

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人民日報などによると、復旦大学が創立110周年を記念して作成し、27日に公開したPRビデオが「東京大学が昨年公開したPRビデオに酷似している」と、中国のネットユーザーから指摘があった。

「To My Light」というタイトルが付けられた動画は5分弱の長さ。その内容は、ヘルメットをかぶり、飛行服を着た人物が図書館で本を手に取ったり、クラブで踊ったりする様子、魚が泳ぐ水槽などが映し出される。最後にヘルメットを脱いで顔を見せ、卒業生であるこの人物(女性)の名前や現在の職業を紹介するテロップが現れる。

一方、東大の動画は、この半分以下の長さで構成されており、宇宙服を着た元宇宙飛行士で卒業生の山崎直子さんが登場する。中国のネットユーザーは「構成やテロップ、カメラワーク、すべて激似!」「東大の宇宙服を飛行服に変えただけ」などと非難。復旦大は東大のまねをしたことは否定したものの、大学の公式サイトなどからはすぐに削除し、急きょ新たな動画をインターネット上に公開した。

その後、問題となったのは、創立記念のロゴ。中国メディア・新浪は、米アップル社の指紋認証機能「Touch ID」のロゴに酷似しているとの声が上がっている、と報じた。ロゴのデザイナーは「指紋と年輪に着想を得た。『110』という数字と『旦』という文字を示している」と説明するが、二つを詳しく比較したネットユーザーは「指紋の線まで一致している部分が多い!」と疑問視しているという。

こうしたニュースに中国のネットユーザーは

「110周年なのによそ様の礼服を着たんじゃ、台無しだな」

「これはパクリではなくてただのコピー。パクリなら少しは変更するのだから」

「創造力がないのもパクリもおたくの学校だけじゃないよ。だから大丈夫。泣くなよ」

「パクってないなら差し替えなくていい。パクッたのならちゃんと謝るべきだ。パクっていないと言いながら差し替えるのはおかしいだろ」

「復旦大学とは言わずに複製大学と呼ぶことにしよう」

などとコメント。

中国の「パクリ疑惑」には、すっかり慣れっこになっている日本のネットユーザーからは

「逆になんかかわいい。どんだけ自信がないんだよ」

「さすが創造性がないのね。これじゃあノーベル賞もはるか彼方」

「世界一のパクリ大国であることを認めてやるよ」

「復旦みたいな国内トップの大学ですら創造性がないというなら、 この先どれだけの製品を中国が創出できるというんだ」

「中国と言えばコピー大国、中国の名門らしさがあっていいじゃない」

「ある意味PRの役目果たしてるんだから開き直ってりゃいいよ」

などの書き込みが集まった。(編集/KU)

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