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夏の主要汚染物はオゾン、PM2.5と同程度の危険性―北京市

Record China    2015年5月29日(金) 20時24分

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27日、北京ではここ数日快晴が続いているが、大気質は悪く、汚染が生じている。写真は真夏の天安門広場。

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2015年5月27日、北京ではここ数日快晴が続いているが、大気質は悪く、汚染が生じている。これはなぜだろう?北京では25日以降、長期にわたり主要汚染物の地位を保っていたPM2.5(微小粒子状物質)に代わり、オゾンが主要汚染物となった。その危害の程度はPM2.5に劣らないという。新京報が伝えた。

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▼連日続くオゾン汚染

26日午後、北京の市街地6区のオゾン濃度が1立方メートルあたり270マイクログラム、北部では同300マイクログラム前後に達した。オゾン汚染は25日から始まった。25日午後、市街地のPM2.5の濃度は1立方メートルあたり106マイクログラムだったが、オゾン濃度は同294マイクログラムに達していた。この時間帯、市内の各地でオゾン濃度が1立方メートルあたり250マイクログラム以上を記録、昌平、延慶、密雲など、PM2.5の濃度が比較的低い地域でも、オゾン濃度は1立方メートルあたり300マイクログラムを上回った。

▼強い太陽光と高温によりオゾン濃度が上昇

オゾン汚染は気づきにくいものだが、具体的にどのような状況なのだろうか?中国環境保護部がこのほど発表した大気質に関する報告によると、北京・天津・河北地域の6〜8月の汚染日の約半数でオゾンがPM2.5を上回り、主要汚染物となっている。北京市環境保護モニタリングセンターによると、5〜9月の高気温の日にはオゾン濃度が基準を超過しやすい。

オゾンとは一体何か?環境保護の専門家によると、オゾンは通常、地上から30km前後離れた高層の大気中に存在し、紫外線を遮り、人類の健康を守っている。ただし、地上に近づくと、オゾンは光化学スモッグの主要成分となり、一転して汚染物質に変わってしまう。自動車の排気ガスなどに含まれる窒素酸化物が、日光に含まれる紫外線により光化学反応を起こして変質すると、オゾンが発生する。このため、太陽の光が強烈で、気温が高まる夏にはオゾンの値が基準を超過しやすい。(提供/人民網日本語版・翻訳/SN・編集/武藤)

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