2015年5月25日、中国・環球時報（電子版）は、中国企業による大規模な社員旅行が海外で注目を浴びる中、中国国内には批判の声もあると指摘した海外メディアの記事を伝えた。

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23日付のAP通信は、中国企業がフランスへ6000人、タイへ1万2700人と、大規模な社員旅行を次々に実施していることについて、「中国企業の驚異的な成長と国家の強烈な自尊心を示すものだ」と分析した一方で、「中国国内では物議を醸している」と指摘した。

海外のメディアがこうした大規模旅行を大きく報じているため、「中国が世界の舞台に立ったことを象徴する出来事だ」という好意的な見方がある一方で、中国人観光客の海外での「派手」で「非文明的」な行動が嘲笑の対象になっていることを非難する声もある。

「こうした現象は、数十年に及ぶ貧しさを経て豊かになった中国人による『富のひけらかし』という切実な心情を反映したものだ」と専門家は指摘している。（翻訳・編集/柳川）