子供を叩いたことがある親は4割、いつも家事を手伝う子供は3割―中国・家庭調査

Record China    2015年5月25日(月) 14時13分

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21日、中国広東省広州市で行われた最近の調査によると、同市内の子育て世帯のうち4割超で、過去1年以内に親がしつけのために子供を叩いたことがあることが分かった。写真は中国の親子。

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2015年5月21日、中国広東省広州市で行われた最近の調査によると、同市内の子育て世帯のうち4割超で、過去1年以内に親がしつけのために子供を叩いたことがあることが分かった。羊城晩報が伝えた。

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広州市婦女聯合会が20日に発表した「広州市未成年人家庭教育状況調査報告」は、同市在住で未成年の子を持つ4800人の男女と4300人の小中高生を対象に行われた。それぞれの家庭環境については48.2%が核家族、31.0%が祖父母との二世帯同居で、ひとり親世帯は4.5%。子どもの数については1人っ子が57.6%、2人兄弟が34.0%、3人以上の兄弟が8.0%だった。

家庭教育については、父母の78%が「家庭での教育は重要」と回答した。教育内容のうち最も重要視する項目は69.3%が「子供の心身の健康維持」、41.6%が「品格やマナーのしつけ」、27.7%が「自立した生活能力の育成」と回答している。また、子供側に「両親から家事の手伝いをするように言われるか?」と質問すると、「いつも」と答えたのがわずか30.2%で、「ときどき」「まれに」が合わせて57.9%、「ほとんどない」「まったくない」が11.2%だった。

体罰については、「過去1年以内に、言うことを聞かない子供を叩いたことがあるか?」との質問がされた。父母の1.4%が「いつも」、45.7%が「ときどき」「まれに」、53.0%が「ない」と回答している。子供を叱るときの方法は、「言葉で諭す」と回答した父母が56%だったのに対し、子供は48.2%、「親子で討論する(子供の言い分も聞く)」と回答した父母は32%だったのに対して子供は23.5%だった。

「時間のある時に親子で一緒に遊ぶ、スポーツをする、外出するなどしますか?」という質問に対しては、「いつもしている」と答えた父母が60.0%、子供は44.9%だった。また、「子供に悩み事がある時に打ち明けてくれますか?」という質問には、36.6%の父母が「いつも打ち明けてくれる」と回答し、「助けが必要な時に相談する人は?」との質問には47.7%の子供が「両親」と回答した。(翻訳・編集/愛玉)

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