Record China 2015年5月18日(月) 13時34分
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14日、「出稼ぎ先で暮らす世帯」と「農村に残された世帯」が、中国の主な世帯環境となっている。写真は中国農村部。
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2015年5月14日、新京報によると、中国国家衛生計画出産委員会は13日、「中国家庭発展報告(2015)」を発表した。「出稼ぎ先で暮らす世帯」と「農村に残された世帯」が、中国の主な世帯環境となっている。各世帯の收入を見ると、收入が最も多い世帯20%と、收入が最も少ない世帯20%の差は19倍になっている。
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▼農村部の子供の3割、「親は出稼ぎでおらず」
中国では、都市化が進められる過程で、農村の労働者が都市部に移っており、その家族が農村に残されるという現象が起きるため、「残された子供で成る世帯」、「残された女性で成る世帯」、「残された高齢者で成る世帯」など、農村部の各世帯は特殊な状況になっている。
調査によると、「出稼ぎ先で暮らす世帯」と「農村に残された世帯」が、中国の主な世帯環境となっている。うち、「出稼ぎ先で暮らす世帯」が17.2%を占めている。
データによると、農村の子供のうち、親が出稼ぎに出て、農村に残されている子供が35.1%を占めている。さらに、そのうちの約半数は、両親共に出稼ぎに出ている。そのような子供は、家庭で両親の愛を十分に受けることができないため、健全な成長という面で、悪影響を受ける。
地域別に見ると、「親が出稼ぎに出て、農村に残されている子供」の割合が高いのは、中国の中部や西部。それら地域の分布は、農村の労働者が他の地域に流出している地域の分布ともマッチしている。中国では主に、西部の農村の労働者が東部の沿海地域に移動している。
同報告は、「親が出稼ぎに出て、農村に残されている子供」のうち、学齢期前の子供達は、祖父母が世話しており、それら保護者は往々にして学歴が低く、基本的な衛生知識に欠けていたり、病気を予防するという意識に欠けているため、病気を患う確率が高いと指摘している。(提供/人民網日本語版・翻訳/KN・編集/武藤)
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