日中韓FTA交渉の首席代表会合がソウルで開催、「3カ国がウィン−ウィン−ウィンの関係を」―中国紙

Record China    2015年5月13日(水) 18時6分

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12日、日中韓自由貿易協定(FTA)の第7回首席代表会合が韓国ソウルで開幕した。2日間にわたる今回の会合では、物品貿易、サービス貿易、投資、協定の対象範囲等について突っ込んだ意見交換が行われる。写真はソウル。

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2015年5月13日、経済参考報によると、日中韓自由貿易協定(FTA)の第7回首席代表会合が12日、韓国ソウルで開幕した。2日間にわたる今回の会合では、物品貿易、サービス貿易、投資、協定の対象範囲などについて突っ込んだ意見交換が行われる。

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会合には中国側から商務部の王受文(ワン・ショウウェン)副部長(中国側首席代表)、韓国側から金学道・韓国産業通商資源部通商交渉室長(韓国側首席代表)、日本側から長嶺安政外務審議官(日本側首席代表)をはじめとする交渉関係者がそれぞれ出席する。

3カ国の首席代表は開会のあいさつで「3カ国がハイレベルなFTAを通じて相互補完し合い、ウィン−ウィン−ウィンの関係を築けることを願う」との共通の願いを示した。

韓国・聯合ニュースは金学道氏の発言を引用し、「日中韓FTAは地域経済一体化の推進において、中心的な役割を担うだろう」と報じた。

韓国メディアの報道によると、2012年11月に日中韓FTA交渉の開始が宣言されて以来、3カ国はこれまでに7回にわたる会合を行い、貨物、サービス、投資、原産地、知的財産権、電子商取引など各分野に関する話し合いを進めてきた。より実質的な進展を得るため、6回目の会合からは首席代表会合と局長/局次長会合に分けて行っている。第7回の局長/局次長会合は4月13日から17日まで、ソウルで行われた。韓国産業通商資源部はこの会合において、「次に行われる首席代表会合では、対等な市場の開放など、残された重要な議題に集中的に取り組む」と表明している。

今年に入って以来、日中韓の3カ国は共に、経済貿易の協力強化、FTA交渉の推進を表明している。3月に行われた日中韓外相会議では、3カ国の外相が3カ国協力の進展を高く評価し、協力が3カ国の発展および東アジアの地域協力に及ぼす重要な意義を肯定したほか、政治・経済貿易・持続可能な発展・人的・文化・非伝統的安全保障などの各分野における交流・協力を引き続き推進することで合意し、3カ国の投資協定の拡大・実施を着実に進め、FTA交渉を加速するとした。

日中韓のGDP総額は16兆ドル(約1900兆円)を上回り、世界全体の20%以上を占める。3カ国の対外貿易額は7兆ドル(約840兆円)に達し、こちらも世界全体の20%以上を占める。日中韓FTAの実現は、3カ国の産業の相互補完性を発揮させるのに役立ち、3カ国の貿易の潜在力の発掘と向上、地域のバリューチェーンのさらなる融合を促す。(提供/人民網日本語版・翻訳/SN・編集/武藤)

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