日本新鋭選手の活躍に目を見張った卓球世界選手権―中国紙

Record China    2015年5月7日(木) 20時11分

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6日、中国・蘇州で行われた2015年卓球世界選手権は、欧州の卓球が衰退し続けるなか、混合ダブルスの1冠を韓国の梁夏銀選手と分け合った以外は、中国チームが4種目で優勝を独占するなど圧倒的な強さを見せつけた。

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2015年5月6日、中国・蘇州で行われた2015年卓球世界選手権は、欧州の卓球が衰退し続けるなか、混合ダブルスの1冠を韓国の梁夏銀選手と分け合った以外は、中国チームが4種目で優勝を独占するなど圧倒的な強さを見せつけた。中国チームを除いた参加国の中で、同大会で最も勢いがあったのが日本チームだ。日本チームは混合ダブルスで銀メダル、男子ダブルスで銅メダルを獲得するなど、他国の代表チームの中では突出した成績を残した。新京報が伝えた。

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2020年の東京五輪に向けて、日本卓球協会は巨額の資金を投じて今後の日本卓球界を担う人材育成プロジェクトをスタートさせ、チーム全体の実力を急速に向上させている。今回、日本卓球協会は多くの新鋭選手を同大会に送り込み、中国チームをてこずらせた。中国卓球代表チームのコーチも、「長い目で見ると、将来的に日本の卓球は男女ともに、中国の最大のライバルとなるだろう」と認めた。

■中国男子監督が上着を脱ぎ捨てる

男子ダブルスのベスト8の試合、世界ランキング2位と3位の張継科(ジャン・ジーカー)、許[日斤](シュー・シン)ぺアは日本の森薗政崇、大島祐哉ペアと対戦し、フルセットの最終ゲームで2回のマッチポイントをしのぎ、大接戦の末にようやく4対3で勝った。一貫して冷静な様子を見せていた男子代表チームの劉国梁監督も第5ゲームには、落ち着いていられなくなり、上着を脱ぎ捨て、何度も拳を握って、張継科・許[日斤]ぺアに熱い声援を送った。劉国梁(リウ・グオリアン)監督は、「日本チームのペアの息の合ったコンビネーションや攻撃力は想像以上だった」とし、「この試合を通して、我々は日本に実力ある新鋭選手が登場したことを知ることができた。しかし、若手選手の特徴やスタイルなどはまだあまりよくわかっていない」と語った。

■日本は将来、中国代表チームの最大のライバルとなる

中国女子代表チームの李隼(リー・スン)コーチは、「長い目で見ると、日本は将来中国の最大のライバルとなるだろう」とし、「日本は確実にチームの育成を非常に重視している。日本チームは現在中国チームに学び、国家の予算を使って、青少年の選手を合宿で訓練させている」と語った。

日本卓球協会は「2020年人材育成計画」をスタートさせた。その中には、伊藤美誠平野美宇、大島祐哉など成長著しい選手が含まれており、日本卓球界の今後数年間の希望を一身に背負っている。日本卓球協会の1年間の経費は3億円、そのうちの1億円を青少年の育成経費に使っている。これらの若手選手たちが十分なトレーニングを受ける機会を確保するには十分な金額だ。

■孔令輝監督の目に留まった2000年代生まれの新鋭選手、平野美宇、伊藤美誠

日本女子卓球界は昨年から世代交代の波が押し寄せ、新人が次々と重用され始めた。今年のドイツ・オープン女子シングルスでは15歳の伊藤美誠が最年少優勝を果たした。女子国家チームの孔令輝監督は、「すでに以前から伊藤美誠には注目していた。当時、チームのコーチが持って来たビデオを見て、伊藤美誠に対する詳細な研究を行った」と語る。

伊藤美誠や平野美宇が福原愛の成績を超えるかどうかについて、孔令輝(コン・リンフイ)監督は、もうしばらく様子を見る必要があるという見方を示し、「今言えるのは、今の2人の成績は当時の福原愛を超えているということ。ただ、今後は身体の発育や技術の改善などさまざまな要素の影響を受けることになるだろう。我々は今後も2人のことに注目していくが、今現在はまだ中国チームの主要なライバルではない」と語った。(提供/人民網日本語版・翻訳/MZ・編集/武藤)

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