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中国のおばさんVSミセス・ワタナベ、投資スキルが高いのはどっち?―中国メディア

Record China    2015年4月27日(月) 9時27分

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23日、過去9カ月間で上海株式市場総合指数が急騰したことで、一部海外メディアから一斉に疑問の声が噴出した。上海A株はいったいどこまで上がるのか?写真は株価を見る中国の投資家。

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2015年4月23日、過去9カ月間で上海株式市場総合指数が急騰したことで、一部海外メディアから一斉に疑問の声が噴出した。上海A株はいったいどこまで上がるのか?証券取引所の決済清算機関である中国証券登記決算公司のデータによると、4月3日までの過去6カ月間で、上海と深センの両市場で新しく開設された口座数は1373万口座に達した。このため、一時世論では、また中国の「大媽(ダーマー、おばさん)」が組織的に市場参入してきたのかと熱い議論を呼んだ。

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2013年4月15日、金相場が20%急落した際、人々が宝飾店に押し寄せて金製品を買いあさり、1000億元(約1兆9300億円)以上の価値がある300トンもの金が瞬時にして売り切れた。この1件から、これらの人々は「大媽」と呼ばれるようになった。十分な実力を誇る大媽はビットコイン市場や海外不動産市場にも参戦し、一時期大媽は、市場の主力に躍り出た。その後、“Dama”は世界最大の英語辞典である『オックスフォード英語辞典』に新単語としても収録された。大媽の台頭は1990年代の国際金融市場を動かしたミセス・ワタナベ(日本の個人投資家)を連想させる。

■ミセス・ワタナベ、かつては円の動向を反映するバロメーター

2009年4月、取引高が最も高かった時期、当時の東京外国為替市場の1営業日平均取引高は2542億ドル(約30兆3900億円)にまで達していた。この金額はポルトガルやアイルランドといった小国の2009年度の国内総生産(GDP)を上回る数字で、そのうちの3分の1がこうした主婦たちの投資によるものだった。このように、FXに長けていると称された日本の主婦の個人投資家たちは、当時世界中の為替市場で圧倒的な存在感を発揮した。これらの個人投資家たちは世間的には主婦という社会的地位であることから、外国為替市場では、日本のごく一般的な苗字である「わたなべ」という名前に敬称をつけて、「ミセス・ワタナベ」と呼ばれるようになった。

■大媽はついにミセス・ワタナベを超える

では、ここで質問だ。大媽とミセス・ワタナベのどちらが資産運用能力や投資スキルに長けているのだろうか?大媽とミセス・ワタナベはどちらも特定の環境から生まれたもので、富裕さが両者の特徴だ。1980年代末、日本の家計資産が急拡大したが、そのうち55%以上が貯蓄形式の金融資産だった。一方、2004年の中国家庭調査報告によると、中国の家計資産のうち61%が現金・銀行預金だった。

投資スキルの実力では、中国の大媽のほうが上回っている。2011年4月、マスターカード国際組織がアジア・太平洋地域の女性を対象に行った調査「アジア・太平洋地域の財務リテラシー指標」では、中国本土の女性は73.3点と、日本の女性の59.9点を遥かに上回る成績をあげた。

しかし、投資・財テクの範囲を見ると、ミセス・ワタナベは大媽よりも明らかに範囲が広い。中国の大媽を例に挙げると、不動産投資の場合、現在の不動産市場は低迷しており、家賃収入と住宅価格の比率(注:住宅価格と家賃の比率で、数字が高いほど家賃収入で投資額を回収するまでの期間が長くなる)が余りにも高くなっており、引き合わない。投資信託を買おうとすると、収益がGDPの成長率に追い付かず、悔しい思いをする。株式市場には、1年は強気でも、9年は弱気という周期があり、多くの中国の大媽は興味があっても手を出せない。このため、中国の大媽は利益率の高い人気の投資商品を追いかけるのが好きだ。金であろうと、ビットコインであろうと、すでに非常に高い投資効果を生み出しているところに参入できる。値が上がる時に買い、下がる時には買わないのが特徴だ。

知的な女性のミセス・ワタナベは、ある一定の専門的な投資知識を持っており、投資スタイルや視野はより広い。投資先の組み合わせも、日本の大企業の証券や国債だけでなく、外国企業の証券なども購入してリスクヘッジをするほか、合理的に判断して、賢い決断を行っている。(提供/人民網日本語版・翻訳/MZ・編集/武藤)

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