2015年4月15日、中国のネット上である「辞表」が話題となっている。辞職の理由は「世界中を見てみたい」で、「史上最も感情のこもった辞表」と称されている。この辞表を書いたのは、2004年7月から河南省実験中学（中高一貫校）で、心理学の教師を務めている顧さん。最終的に学校側は辞表を受け入れたという。中原網が伝えた。

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顧さんの辞表は同校の事務所に勤めている職員が携帯で撮影し、11日に微信（WeChat）のモーメンツを通じて流出した。

顧さんは取材に対して、個人的な理由から辞職の理由については語らず、学校を辞めて実家に戻ったことだけを話した。

同校の公式サイトには、まだ顧さんのプロフィールが残っており、「中教一級（中学・高校の教師の資格）所有。2004年に河南師範大学の教育学科で心理学を学び、2004年に卒業。2004年7月から現在に至るまで当校に勤務。現在は校級骨干教師（中堅教員）」と書かれていた。

同校の卒業生は取材に対して、「顧先生の授業を受けたことがある。先生の言葉は分かりやすいうえに、深みがあった」と振り返った。

ネットユーザーらは「私も行きたいけど、お金がない」「私が連れて行ってあげるから、お金は出して」「ちゃんとお金を持って行ってね！」などの声を寄せている。（提供/人民網日本語版・翻訳/KN・編集/武藤）