Record China 2015年4月11日(土) 2時31分
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4月8日、中国人旅行者の医薬品平均購入額は、2010年の551元(約1万500円)から、今年は5200元(約9万9000円)に急増している。資料写真。
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2015年4月8日、「春節(旧正月、今年は2月19日)」期間中には、中国人旅行者が大挙して日本を訪れ、高額・大量消費する「爆買い」が話題になったが、データ分析会社・ホットリンクが行った調査では、同期間中に中国人が最も買ったのは医薬品で、話題となっていた温水洗浄便座は3位、炊飯器は5位にとどまっていた。また、医薬品の平均購入額は、2010年の551元(約1万500円)から、5200元(約9万9000円)に急増している。解放日報が報じた。
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▼日本の医薬品は使いやすさが人気の秘密
どんな日本の医薬品が中国人観光客に人気となっているのだろう?中国旅行社のガイド、孫(スン)さんによると、「漢方配合の総合風邪薬」、「ばんそうこう」、「痛み止め」、「かゆみ止めの外用薬」などが特に人気という。
興味深いのは、日本医薬品が人気である理由が、良く効くことのほか、その使いやすさである点だ。昨年、日本で医薬品を購入したという女性の方 (ファン) さんは、「液体ばんそうこうは、台所で水仕事をする主婦にとってとても便利な商品。かゆみ止めも塗布栓タイプで、とても使いやすい。子供用の解熱剤には、アニメのキャラクターが描かれていたり、フルーツの香りがしたりするので、子供も喜んで飲む。また、日本の漢方薬は中国を起源としているものの、そのパッケージは美しく、詳しい説明も添えられているので、便利で安心」と話す。
▼海外の薬品服用も慎重に
中国に「どんな薬にも毒がある」という言葉があるように、日本や韓国の薬も100%安全というわけではない。日本の厚生労働省の統計によると、2009年から2012年の間に、風邪薬の副作用で起きる皮膚疾患と、その症状が悪化した中毒性表皮壊死症で、131人が死亡した。副作用が起きる可能性のある医薬品には、中国人観光客に人気となっている日本の総合風邪薬も含まれている。漢方薬も、むやみに使用すると、そこにはリスクが伴う。
専門家は、「日本を例にすると、漢方薬のほとんどが数種類の煎じ薬や散剤に限られており、誰にかかわらず同じ薬が使われている。中国医学では、咳(せき)だけを見ても、その原因はさまざまで、原因によって配合する薬も変わる。消費者が自分の体質を理解した上で使用するならあまり問題はないが、体質がよく分かっていないのに使用してしまうと、逆効果となってしまう」と注意を呼び掛け、「薬品は特殊な商品。海外の商品であれ、中国の商品であれ、専門医師の指導下で使用したほうがいい」と強調した。(提供/人民網日本語版・翻訳/KN・編集/武藤)
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