韓国の大河ドラマに登場する日本、どこまでが本当?=韓国ネット「韓国人の自尊心を傷つける」「韓国人は生き延びるために…」

Record China    2015年3月31日(火) 0時11分

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29日、韓国メディアは韓国の大河ドラマの中に登場する日本の武将の話はどこまでが本当だろうかと疑問を呈した。写真は朝鮮王朝の王宮・景福宮。

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2015年3月29日、韓国・聯合ニュースは、大河ドラマは教養と楽しみを満たさなければならないため、徹底した時代考証が基本だが、韓国ドラマ「懲ヒ録」(※17世紀ごろに書かれた李氏朝鮮の史書と同名のKBSドラマ)の中に登場する日本の武将の話はどこまでが本当だろうかと疑問を呈した。

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ドラマ「懲ヒ録」で、豊臣秀吉は前歯が飛び出た姿で登場する。本物の豊臣秀吉の前歯は「出っ歯」だったのだろうか。1591年、使臣(※君主の代理、または国家の代表として外国に派遣される使者)として日本に行ってきた金誠一(キム・ソンイル)は豊臣秀吉の外見を「猿の顔にねずみの目」と描写した。また、壬辰倭乱(文禄の役)当時に活躍したポルトガルの宣教師ルイス・フロイスは著書「日本史」のなかで、「小さな体格で、不細工」と書いた。豊臣秀吉の主君であった織田信長は豊臣秀吉を「猿」あるいは「はげねずみ」と呼ぶこともあった。すなわち、「懲ヒ録」の中の豊臣秀吉の「出っ歯」は、これらの記録を根拠にした想像力の結果である。

また、「懲ヒ録」で加藤清正は単純で無知な武将として描かれる。これは、加藤清正に関する記録を参考にしたものとみられるが、実際に加藤清正は壬辰倭乱当時、明と日本の和議交渉に反対し、戦争を続けるよう強硬な主張を広げた。また、韓国では「虎殺しの加藤」として知られている。加藤清正は朝鮮で虎狩りを楽しみ、その革を豊臣秀吉に献上した。これらが朝鮮の民に加藤清正の恐ろしいイメージを刻み込んだのだ。

この報道に、韓国のネットユーザーから多くの意見が寄せられている。

「先祖の苦悩を描いているが、KBSの正統大河ドラマとしては不適切だ」

「このような大河ドラマは廃止すべきだ。韓国人の自尊心を傷つける」

「朝鮮時代の先祖と李明博(イ・ミョンバク)。共通点が多い。国を台無しにして民を捨てた」

「今のようなグローバル時代に日本人も韓国人も関係ないね」

「過去の出来事を現在に赤裸々に伝えている」

「はげねずみか〜」

「猿の面にねずみの目だと、それは李明博だ」

「なるほど。われわれが考えている日本人のイメージは豊臣秀吉から来ているようだ」

「日本の時代劇では、豊臣秀吉も織田信長も完璧なイケメンだけキャスティングしているよな」

「韓国側より、日本側の登場人物の方が興味深い」

「日本が攻めてきたら、サッと日本について、中国が攻めてきたら中国につく。生き延びるため先祖代々受け継いてきた、この国の教え」(翻訳・編集/三田)

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