「副操縦士が意図的に急降下」、独機墜落の衝撃的な展開に「テロ行為」「本当に悲劇」―日米英中ネット

Record China    2015年3月27日(金) 20時8分

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26日、150人が犠牲になったドイツの格安航空会社ジャーマンウィングスの墜落事故で、仏検察当局は副操縦士が意図的に機体を急降下させたことを明らかにした。 あまりにも衝撃的な展開に日米英中のネットユーザーはさまざまな反応を示している。資料写真。

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2015年3月27日、フランス南東部のアルプス山中に墜落し、150人が犠牲になったドイツの格安航空会社「ジャーマンウィングス」の事故。仏検察当局は26日、副操縦士が意図的に機体を急降下させたことを明らかにした。 あまりにも衝撃的な展開に日米英中のネットユーザーは「これはテロ行為」「だとしたら、本当に悲劇だ」などの声を上げている。

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AFP通信などによると、副操縦士はドイツ国籍のアンドレアス・ルビッツ氏。テロリストや過激派組織との関連はみられないが、独当局がルビッツ氏の経歴や私生活などについて調査している。墜落現場から回収されたボイスレコーダーの音声記録によると、機長が操縦を副操縦士に任せてコックピットを出た後、機長を締め出して扉を開けるのを拒否し、副操縦士が機体を急降下させたという。

旅客機のコックピットに通じる扉は、01年の米同時多発テロ以降、防弾処置が施されるなどの対策が強化され、容易に侵入できない措置を取っている。今回は副操縦士がこのテロ対策を悪用した形だ。

想像を絶するような独機墜落事故について、米国のネットユーザーは

「これはテロ行為だと思う」

「なんという愚か者なんだ。自殺したければすればいいが、他の人々を巻き込むべきではない。犠牲者の人たちとその家族にお悔やみ申し上げます。そして、搭乗者たちを救おうとしていた機長のことも本当に気の毒だ」

「アメリカの航空会社の規定では、機長と副操縦士をコックピットに1人にさせないようになっている。どちらかがトイレに行く場合は、客室乗務員がその間、コックピットに入ることになっている」

などと反応。

英国のネットユーザーも

「航空業界はどうなっているんだ?」

「利用も多くて安全面でも優秀だった旅客機が、どうしてこんな事故を起こしたのだろうか」

「私たちはもう誰のことも何も信用できなくなってきている」

などのコメントを寄せた。

中国のネットユーザーからは

「だとしたら、本当に悲劇だ」

「結論を急いではいけない。操縦士の病歴とか経済状況とか徹底的な調査を待ってからにしなければ」

「最近の航空機事故は異常だ。何か国家的な企みでも潜んでいるのかな」

などの見方が集まった。

日本のネットユーザーは

「昔の旅客機は今ほど運転の自動化が進んでいなかったからパイロット2名+航空機関士1名の計3名体制だったはず。しかし今は古い機種でなければ運転自動化のおかげでパイロット2名だけの体制になっているからパイロット1名が暴走してしまうと事故が防げなくなる。運賃競争の激しい航空業界では人件費の観点からも元に戻すのは無理だろうけど自動化、省力化も良いことばかりではないな」

「羽田でも、機長が心身症で、着陸前に逆噴射させ、胴体着陸させた事件があった」

「やはり飛行機は乗らないのが一番安全」

などとしている。(編集/KU)

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