韓国が中国漁船の不法操業取り締まりを強化、警備艇と人員を増強へ―韓国メディア

Record China    2015年3月27日(金) 1時39分

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24日、韓国の仁川海洋警備安全局は中国漁船の不法操業取り締まりや韓国漁民の正常な操業保障のため、4月1日から警備艇や人員を増強して近海の警備を実施することを明らかにした。

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2015年3月24日、韓国・聯合ニュースによると、韓国の仁川海洋警備安全局は同日、中国漁船の不法操業取り締まりや韓国漁民の正常な操業保障のため、4月1日から警備艇や人員を増強して近海の警備を実施することを明らかにした。25日付で環球時報(電子版)が伝えた。

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仁川海洋警備安全局は4月1日から警備艇を4隻追加して合計7隻に、人員を現在の約100人から約150人に増員して近海の警備を実施することを発表した。

背景には、中国漁船が韓国の漁場に入り込み、漁具を破壊したり漁場を荒らすなど莫大(ばくだい)な損失を与え、韓国漁民の不満が高まっていることなどがある。

昨年11月には、北方限界線(NLL=北朝鮮との海上の軍事境界線)付近に位置する西海5島の漁民が組織した「中国漁民不法操業対策委員会」がデモを行い、韓国政府に中国漁船の不法操業対策の制定と漁民の損失補償を要求した。

また、韓国海洋水産部のデータには、客船セウォル号沈没事故に対する救援活動の不手際などが原因で韓国海洋警察庁の解体が決定された昨年5月以降、西海5島海域における中国漁船の不法操業が活発になったことがはっきりと現われている。西海5島海域での中国漁船の活動は、13年6〜12月は2万5444隻だったが、14年の同期間には2万9614隻となり、毎月平均600隻増加している。(翻訳・編集/秋田)

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